血清ナトリウム値の異常と明らかな脱水症状が診られる場合に水分欠乏を概算で求めます
血清ナトリウム値の異常と明らかな脱水症状(口渇、乏尿、舌乾燥、倦怠感、嘔吐、痙攣、精神障害など)が診られる場合に水分の欠乏量を概算で求めます。看護数式1)軽度=体重kg×0.02 2)中等度=体重kg×0.06 3)高度=体重kg×0.08〜0.14。この概算式で水分欠乏が見当づけされます。軽度脱水:口渇(小児・老人:脱力感・食欲不振・無欲)。中等度脱水:口渇・唾液分泌減少・乏尿・脱力・皮膚の弾力低下など。高度脱水:頻脈・血圧低下・無尿・不穏・幻覚・譫妄・意識障害・昏睡。高度脱水の場合の0.14あたりは死の危険があります。脱水の場合は、水分とともに電解質の喪失を伴っている場合がほとんどです。ブドウ糖やナトリウムの補給による点滴の管理、症状の経過、尿量、水分の摂取量、バイタルサインの変化に気をつけます。今回の看護数式は、患者の症状別の脱水(水分欠乏)を概算するものを構成します。体重kg入力して、計算開始ボタンを押しますと、軽度、中等度、高度の3つの出力ボックスに水分欠乏の概算値を表示すると同時にVBScriptのメッセージボックスに入力体重の確認とともに脱水量?が症状別で知らされます。