タスクトレイからアプリケーションを起動したり、ファイルを開いたりできるようにするソフト。最大24個のアイテムを登録でき、トレイアイコンのクリックで呼び出せる。「Tray Tools 2000」は、タスクトレイをアプリケーションランチャとして利用できるようにする常駐ソフト。登録したアイテムはウィンドウやツールバーではなく、タスクトレイのアイコンとして表示され、クリックで開くことができる。アプリケーションの実行ファイルだけでなく、文書ファイルやフォルダを登録することもでき、Webブラウザとコマンドパラメータをセットで登録しておけば、ブックマーク(お気に入り)として利用することも可能だ。
起動すると、「Tray Tools 2000」のアイコンがタスクトレイに常駐。アイコンのクリックで、アイテムの設定・管理画面が表示される。設定画面は五つのタブ画面で構成され、アイテムの管理にはそのうちの「Tools」タブを使用する。リストへのアイテムの登録は「Add」ボタンを使って手作業で行えるほか、エクスプローラからのドラッグ&ドロップで行うことも可能だ。
アイテムのプロパティでは名称、実行ファイルのパス、コマンドパラメータ、使用するフォルダ、カスタムアイコンなどを指定することが可能。実行ファイル名の代わりにファイル/フォルダを登録しておけば、エクスプローラを起動してフォルダを開いたり、関連付けられたアプリケーションで文書を開いたりすることもできる。さらに、実行ファイルにWebブラウザを、またコマンドパラメータにWebページのURLを設定しておけば、クリックで当該ページにアクセスできるようになる。
登録アイテムの編集や削除、並び順の変更も「Tools」タブのリストで行える。
オプションでは、
- アイテムを開くときにサウンドを鳴らす(ポンっという軽い音がする)
- 設定画面の位置を記憶
- 設定画面を最前面に表示
- スタートメニューやデスクトップへのアイコンの作成・削除
- スタートアップ項目への登録
などの設定を行えるようになっている。