クリップボードにコピーされた数値の平均や合計などを自動計算してくれるソフト。選択した計算結果をクリップボードに転送することも可能。「コピって計算」は、テキストファイルや電子メールなど、さまざまなアプリケーションに記述された複数の数値を“コピーして計算”できるソフト。アプリケーション内で改行またはTabで区切られていれば、1個の数値データとみなし、数値の「平均」「最大」「最小」「合計」「正の数の総和」「負の数の総和」を表示してくれる。さらにクリップボードにコピーされた「数値の数」「データの数」「指定文字列が含まれるデータの数」もわかる。クリップボードを利用するため、幅広いアプリケーションと連携できるのが特徴。
使い方は簡単。
- 起動するとデスクトップに常駐し、クリップボードを監視する
- 数値を含むデータがクリップボードにコピーされると、数値部分の計算を行い、画面に結果を表示する
例えばクリップボード内に、- 1
- AAA
- 2
- BBB
- 3
という形でデータが保持されている場合、5行のうちの3行の数値を対象に平均値(2.00)、数値の数(3)、データの数(5)、最大値(3.00)、最小値(1.00)、合計(6.00)、正の数の合計(6.00)、負の数の合計(0.00)、さらにはユーザが別途指定した文字列を含むデータの数が計算され、メイン画面に表示される。画面上に用意された「平均」「最大」などのボタンをクリックすると、それぞれの結果がクリップボードにコピーされ、ほかのアプリケーションでも利用できるようになる。
メイン画面は、Auto表示・Shift表示機能により、必要なときにだけ表示される仕組み。起動後、数秒するとデスクトップから消えるが、クリップボードに文字列が転送されると、計算結果とともに再び表示される(数秒後に自動的に非表示になる)。【Shift】キーを押して、任意にメイン画面を表示させることも可能。もちろん、表示させたままにしたり、任意に非表示にしたりすることもできる。
そのほか、
- 計算結果の小数点以下の桁数(整数、小数点以下1〜小数点以下6。初期設定は2)
- 画面優先度(通常、最前面)
を指定することも可能だ。