実はかなり多機能なソフトでありながら、どれもショートカットのダブルクリックだけで使えてしまうというシンプルさが特徴。おかげで、さまざまな機能を盛り込んだ結果、インタフェースが複雑化し、リソース消費も増えてしまうといった弊害から逃れることができている。ユーザがショートカットを作成した上で、さらにパラメータを書き加えてやる必要があるので、まったくの初心者にはややお勧めしづらい点は否めないが、設定方法そのものは簡単なので、これを機にチャレンジしてみるのもよいのではないだろうか。
パラメータの数そのものはかなり多いが、もちろんすべてを使いこなさなければならないわけではなく、自分にとって本当に利用頻度の高いものだけ知っていれば十分。パラメータの中には内蔵スクリーンセーバ用のオプションも多いので、まずはそれを除外し、必要なものを見極めれば、それだけでかなりすっきりする。
実行ファイルを単独で起動したときに表示される説明が英文なので、その点が気になる人もいるかもしれないが、実行内容自体が簡単なので、それほど心配しなくてもよいと思う。まずは“blackout”や“desktop”といったスクリーンセーバ関連のパラメータで動作を確かめてみるとよいだろう。
(福住 護)