ざっと見てみると、「どのソフトも同じように見える」という人もいるかもしれない。それぞれのアイテムは明確に異なっているのだが、目的とするのがイントラネット/インターネットのコミュニケーションだから、どうしても似てきてしまうのは仕方がない。
それでも、例えばTalkpallet98とNetBiffではかなりの違いがあることがわかるはずだ。前者は社内におけるコミュニケーションをできるだけイントラネット上で行おうとする向き。つまり、いったん出社したら食事とトイレ以外、ほとんど机の上から動かずにすませられる会社なら、Talkpallet98は非常に有効に使える。
後者はそこまではいかず、しょっちゅうアチコチに移動して所在がつかめないようなときに「ここにいるよ」程度のアピールをしておけば用が足りるという向きだ。
このように細かく比較していくと、「Microsoft ChatとICQはどう違うか」などという話になってしまうので割愛するが、要は「ネットワーク環境にあったものを選択して使う」ということが重要だ。
たとえごく小さな家庭内LANでもネットワークを使った付箋紙や共有掲示板くらいはあると便利。隣の机にメモを貼り付けておくのとどう違うと思うかもしれないが、書いた記録が残るという点でまず普通の付箋紙とはレベルが違う。しかもゴミを出さず、風でなくなったりもしない。
リアルタイムチャットはサボリの原因になるから必要ないと思えば、ユーザ登録しなければすむだけの話。せっかくネットワークが張られているのだから、情報は積極的に共有して使い回そう。
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