「WebFetch」は、Webブラウザで表示されているページの「先」をあらかじめ読み込んでくれるソフト。低速回線でネットワークに接続している場合に役立つ。
「WebFetch for Internet Explorer」は、IEと並行して利用する。IEでページを閲覧しているときに「WebFetch」の「Go」ボタンを押すと、ページ内のリンク先がキャッシュとして読み込まれる。先読みが完了していれば、リンク先のページにアクセスしたときの待ち時間がなくなる。
読み込まれるデータはHTMLと画像(GIF/JPEG/PNG)。設定を変更することで、動画や音声などを先読みさせることもできる。読み込むデータの最大サイズをKB単位で指定することも可能。リンクの辿り方や先読みから除外するページアドレス、先読みのスレッド数、タイムアウトの時間なども細かく指定することができ、ユーザに合わせた「先読み環境」を構築できるようになっている。
クリップボードを監視する機能もある。機能をONにした状態でクリップボードにURLが入力されると、当該URLが先読みされる。「WebFetch」の通常機能、クリップボード機能のいずれも、Windowsの起動時に自動でスタートさせることが可能だ。
先読みするためには、IEのキャッシュ設定で「ページを表示するごとに確認する」以外のものにしておく必要がある。