電子文書フォーマットのひとつ「PDF」形式の文書を作成・編集するためのソフト。職場でPDFの資料を作成することが多い方に最適。各種アプリケーションで作成したドキュメントを簡単な操作でPDF形式のファイルに変換できる。無償で利用できる代わりに、一定間隔で製品案内(広告)が表示される。
「瞬簡PDF ZERO」でPDFを作成する方法には、
- 仮想プリンタドライバを使う
- 「瞬簡PDF ZERO」自身の機能を使う
の2種類がある。仮想プリンタドライバを使う場合は、印刷機能を持つアプリケーションから「印刷」を実行すればよい。その際、印刷プリンタに「クセロPDF2」を選択する。“紙に印刷するのと同様の感覚”でPDFを作成できる。用紙サイズの指定やページの向きなども、紙と同じように指定できる。基本的に、印刷機能を持つほとんどのアプリケーションで利用することが可能で、ワープロソフトや表計算ソフトを“見た目通り”にPDF化できる。
PDFに関する設定は、プリンタのプロパティで行える。ジョブオプションとして「ファイルサイズ優先」か「画質優先」かを指定することが可能。さらに細かい設定として、画像縮小のアルゴリズムや解像度、埋め込むフォントなどを指定することもできる。
もうひとつのPDF作成方法が「瞬簡PDF ZERO」の画面から行うもの。「瞬簡PDF ZERO」の画面を使う場合は、複数のドキュメントを一括で処理することも可能で、まとめてPDF化したい場合に便利。同時に最大999のドキュメントを一括処理できる。
そのほか、
- 特定のページだけを抽出する
- PDFをページ単位で分割する
- 複数のPDFを結合する
- テキストだけを抽出する
なども可能。PDFにセキュリティを設定したり、逆にセキュリティ設定を解除したりすることもできる。
注意してほしいのは、「瞬簡PDF ZERO」で出力されたPDFは営利目的で使えないこと。作成したPDFを販売するなどの用途で使う場合は「瞬簡PDF」(有償版)を利用すればよい。