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ベクターソフトニュース - 1999.07.24 |
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Radio前編 Ver.1.01
ムービー、サウンドなどで演出にこだわった、手軽に遊べるRPG ■Windows 98/95 ■フリーソフト |
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物語はなにやら怪しげな団体の怪しげな演説からはじまり、一転、能天気な主人公がメールチェックするシーンへと移る。メール友達から共同購入した宝くじが当たっているかどうか問われ、宝くじを家の中から探し出すのが、まずプレイヤーのやるべきことである。 もちろん家の中である以上、道具屋もなければ武器屋も魔法ショップもない。アイテムの装備などということは一切考えず、家の中をあれこれと歩き回って、宝くじの発見と当選の確認をすることだけに専念することになる。 これが終わると、さらに舞台は一転する。次は洋上に浮かぶ貨物船。ここでようやく物語の全容がおぼろげながら見えてくるのだが……。 物語は前編・後編に分かれており、前編はフリーソフト、後編はシェアウェアという扱いになる。長時間のプレイ時間を必要としない、誰でも手軽に楽しめるゲームだ。 ●
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RPGといえば冒険! RPGといえば武器と魔法!──そんな考えを持っていると、「Radio前編」では、いささか拍子抜けしてしまうかもしれない。
ゲームそのものの出来は悪くなく、シナリオもなにやら壮大な国際陰謀を取り上げているようで期待感を持たせてくれる。システムに関しても「RPGツクール95」という確立したソフトによって作られているので、プレイする際に違和感を感じたり、不便さを感じるようなことはない。そういった意味で、誰もが楽しめるソフト、といえる。 ただ、プレイ時間がこの前編だけで約30分というのが引っかかるところだ。宝くじの発見にいたるまでや、貨物船でのイベント発生までの条件など、多少のゲーム要素があるにはあるのだが、いかんせん物足りない。さあこれからだ! といったところで終わってしまう。もちろん「後編」への期待は大きく膨らむのだが、こちらはシェアウェア。前編の短いプレイ時間に登録を躊躇する人も出てくるかもしれない。作者のホームページによれば、「ストーリーは、壮大な物語にもかかわらず、お昼休みに気軽に遊べるゲーム」を目指すとあり、そのコンセプトが「Radio」にも反映している点は大いに評価、さらには今後に期待できる。ただし、個人的には気軽さを犠牲にしても、もう少しプレイし応えの比重が増やしてもよかったのではないかと思う。 (芹澤 亮)
《スクリーンショット》 いきなり英語の雄叫び音声が再生されるなど演出効果はばっちり 《スクリーンショット》 オープニング。謎の団体の狙いは一体なにか……? 《スクリーンショット》 謎の男たちに貨物船が乗っとられてしまう。クライマックスだ 【作 者】 MEGA-MOUTH さん 【作者のホームページ】 http://www.mega-mouth.com/ 【動作に必要なソフト】 DirectX 3以降 【補 足】 シェアウェアの「Radio後編」、前・後編が1アーカイブになった「Radioフルパッケージ」がある。いずれも1,500円 |
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