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高度な編集機能を持つ、実用性重視のテキストエディタ
Pommy's TCat 32 Version 2.11
for Windows 文書作成 VERSION UP シェアウェア 3,500円

Pommy's TCat 32 一見、普通のMDI形式のエディタ テキストエディタでありながら、複数フォントの混在や装飾文字印刷など、ワープロライクな機能までも備えた高機能型ソフト。多くの機能を満載しているにもかかわらず、その動作は軽快で使い勝手に優れる。

MDIウィンドウの画面は、ごく一般的なスクリーンエディタと大差ない。普通と違うのは、日本語ワープロ並みに表現力が高い印刷が可能な点。これは印刷制御用のタグを文書中に挿入することで実現するもので、印刷されるイメージはプレビュー機能によって確認することができる。

もちろん基本機能も高い。MDI形式のため、一つのウィンドウ内でメモリが許す限りの複数ファイルを開くことができる。矩形編集モードやキャラクタ罫線の編集モードなどはワープロライクな高機能だ。また、非常に高速なスクロールや、ウィンドウ間でワンタッチで行えるドラッグ&ドロップ、自動保存機能や高度なサーチ&置換機能など、単なるテキストエディタとしてみても高機能だ。

reviewer's EYE ワープロばりの印刷能力を持つ テキストエディタを日本語ワープロとして使う、という試みは、はるか以前から行われていたことだ。単一のフォントしか使えないテキストファイルで高い表現力を得るため、ファイル中に制御コードを埋め込んで印刷時に処理する「プリントプロセッサ」なるソフトが登場したのも、そうした目的のためだ。だが、この種のソフトの欠点は、テキストの編集から印刷までの一連の流れが一貫しておらず、さらにファイルの編集中に印刷イメージがつかみづらいところにある。

Pommy's TCat 32の着眼点は、まさにこの欠点の解消にある。印刷イメージがつかみづらいという欠点は、プレビュー機能により、かなり解消できる。いちいちファイルを保存しなくてもワンタッチで印刷イメージを確認できるためだ。さらに、タグが色付け表示されることで、本文とタグの区別がつきやすい。印刷もエディタ内部からワンタッチで行える。

こうした機能により、エディタをワープロとして使うことの「ハードル」は、かなり低くなったといってよいだろう。かなり便利な機能であるし、他のエディタと比較したときの強烈な差別化ともなっている。

エディタとしての使い勝手も高いが、やはりこうした「特別な機能」を必要とする人にお勧めしたいソフトだ。
(天野 司)

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ソフト作者からひとこと
日常の簡単なメモから電子メール、ビジネス文書、論文、小説等まで、「ワープロ不要、日本語文書の作成・編集ならこれ一本」というコンセプトで開発したのが Pommy's TCat です。

エディタはオンラインソフトの中でも競争の激しいジャンルで、ますます高機能化・多機能化が進んでいますが、そうした中で、本来、日常的に手軽に使える文書作成ツールであるべきエディタが、一部のヘビーユーザでなければ使いこなせない難解なものになってしまう傾向が見られます。

TCatの開発に当たっては、他の高機能エディタと比べ遜色のない高機能を実現しつつ、操作性のよさや機能の理解しやすさ(見通しのよさ)を失わないように十分配慮してきました。ほとんどの機能が、手にしたその日から、直観的に使いこなせるという点も、TCatのセールスポイントの一つです。使っていただければ、そのよさを必ず実感していただけると思います。ぜひ一度ダウンロードしてみてください。
(和泉 正直)

※ この記事は、98年10月01日に公開されました。


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「Pommy's TCat 32」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[http]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。

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