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自由に分類・管理できるファイル管理ツール
xBinder Version 1.01
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このソフトの基本はたとえていえば、エイリアスを専用のウィンドウに登録しているようなものだ。あるプロジェクトに必要となる多くのファイルを、あるときは担当者別、あるときは処理待ち/処理済みといったいろいろな角度から参照したい場合、フォルダを使った管理ではうまくいかない。そんなとき、アップルメニューにエイリアスを登録しておいてすばやくアクセスできるようにしている人は多いだろう。だが、xBinderを使えばもっと簡単に実現できるのだ。
特にいいのは、大量のファイルを扱うのに適していること。xBinderではファイル名の変換機能で任意の名前を付けたり、連番を指定できる(桁数や初期値、増分の設定も可)し、ファイルの登録もフォルダ単位や下層のフォルダ全体を対象とした一括処理が可能というように、使い勝手も応用範囲もエイリアスよりはるかに強力だ。 また、作成したバインダ自体を別のバインダに登録してしまえば、先に述べたようなさまざまな視点からのファイル参照が簡単になる。この場合、登録したバインダをダブルクリックで開くにはオプションの変更が必要になるが、一度設定してしまえば問題ない。 ビューアはPICTやGIF、JPEG、TIFF、QuickTimeなどに対応し、画像管理ツールとしても使えるし、アプリケーションランチャとして使ってもいい。ふだんエイリアスを活用している人はぜひ一度使ってみてほしい好ツールだ。HTMLを使った詳細なドキュメントが付属しているのもマル。 なお、次バージョンとなる1.02では、UNIX改行やDOS改行のテキストファイルを正しくブラウズできるようになる、拡張子のみのファイル名変換が可能になる、テキストファイルの全文検索を可能になる、など、いくつかの点で強化が図られる。
(福住 護)
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ソフト作者からひとこと
xBinderは、気軽に使えるカタログ型ファイル管理ソフトを目指しました。情報は、知識となって蓄積されるべきものですが、コンピュータを使っていると、情報はファイルという形になって蓄積されていきます。:-) Macintosh上には人それぞれのさまざまなファイルがあるのですが、イメージファイルのような「増えがち」なファイルをコントロールしたいと思ってxBinderが生まれました。xBinderの“x”は、ファイル群をバインダで一つにまとめる(クロスしてる)オビのつもりです。成人指定ではありません(^^;が、未知数の“x”を示しているつもりは少しあります。バインダとは、本(ファイル)をまとめるようすを表現しています(最近は持ち歩いている人が少ないですが)。もちろん、Finderのパクリではないかとの意見があったとしても、こちらには反論の余地がありません。(^^; 探して、見て、確認して、整理する。これらの要求をいかに簡単にわかりやすくするかに心血を注いでいます。Macintoshソフトによくあるイメージビューアに似ているのですが、フォルダやボリュームを含めたあらゆるファイルを管理できる点が特徴となっています。また、ファイル管理だけではなく、ランチャやブラウザとしても、ある程度まともに使えるものを目指しましたので、人それぞれのMacintoshの使い方に合わせて、人それぞれのxBinderの使い方ができるように考えてあります。作った人間が思いもつかない使われ方をする人が現れてくれることを楽しみにしています。 今後はイメージやテキスト、ムービーを含めたスライドショウや、イメージファイルのフォーマット変換、テキストファイルの漢字コード変換、ファイルアトリビュートの細かい設定などを盛り込んでいきたいと思っています。
(鈴木 一海)
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