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多くのフォーマットをサポートした高性能サウンドプレイヤー
Unreal Player
Version 1.15 build 4
MPEG Audio(MP2/MP3)、MIDI、MOD、WAVなど、多くのフォーマットに対応したサウンドプレイヤー。各CPUで最高のパフォーマンスを発揮できるよう、Pentium(II)/AMD K6用、Cyrix 6x86/AMD-K5用と別々のバイナリが用意されている。また、カスタマイズ可能で“クール”なデザインも魅力の、中上級者にも満足のいくプレイヤー。
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■こんな人にお勧め!!
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軽い動作のMP2/MP3プレイヤーがほしい人。多くのフォーマットのサウンドファイルを再生する必要がある人。センスのよいサウンドプレイヤーがほしい人にお勧め。
●多くのフォーマットに対応したサウンドプレイヤー
「Unreal Player」は、WAVファイルやMP2/MP3ファイルをはじめとした、さまざまなサウンドファイル用のプレイヤーだ。サウンドファイルと聞くと、多くの人がすぐに思い浮かべるのがWAVファイルだろう。だが画像ファイルにたくさんの種類があるのと同様、サウンドファイルにも意外にたくさんの種類がある。「Unreal Player」は、こうした非常に多くのファイルフォーマットをサポートするサウンドプレイヤーだ。
例えばWAVファイルはもちろんのこと、それほど音質を犠牲にすることなく音声データを圧縮するMPEG Audio(MP2やMP3)や、MIDIファイル、CDオーディオの再生といった非サウンドファイルの一部もサポートしている。
●軽めの動作がポイント
「Unreal Player」はサウンドプレイヤーとしてはかなり凝った、格好よい外見をもっている。デフォルトで用意された、輝点が移動するビットマップはなかなかにきれいだ。ともすれば地味な存在であるサウンド関係のソフトだが、レベルメーター表示など実利的表示とはまた異なる方向性の、情緒的な表示といえよう。
もちろん、見かけのよさだけではなく、機能的にも優れた点も多い。リバーブやディレイといったエフェクトにより「サラウンド効果」的な再生も行える。またプレイリストにより、サウンドファイルを再生する順番が指定できる点も便利だろう。
ただし、操作はすべて英語表示。こちらの方がかっこよく見えるという人もいるだろうが、英語が理解できない人にとってはやや厳しい点もあるかもしれない。
(天野 司)
作者のホームページはこちら。
なお、最新版であるVersion 1.18ではOSの言語を検出し、日本語と英語に対応している。日本語OSの場合は設定画面なども日本語で表示される。
ソフト作者からひとこと
現在入手可能なMPEGプレイヤーのほとんどはPentiumを前提として設計されているため、K-6や6x86MXなどではスムーズに動作しません。「Unreal Player」はMMXを利用することで、この問題を解決しました。MMXにさえ対応していれば、1,000ドルPCでもスムーズに動作します。
開発で一番苦労したのは、音質とパフォーマンスを両立させる点です。音質を落とさないでMMXでのアクセラレーションに成功したMPEGプレイヤーは、あまり例がないと思います。
「Unreal Player」はいろいろな点でカスタマイズができるので、ぜひいろいろ試してみてください。http://www.unrealplayer.com/ではパネルなどもダウンロードできるようになっております。
今後は今まで以上に多くのフォーマットに対応する予定です。OctaMED、MTM、STMには近日中に対応いたします。SoundVQなどもライセンスが取得できれば対応したいと考えております。
(石田 渉)
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