ベクターソフトニュース - 2000.11.29 |
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CinePlayer Ver.1.0
充実した機能を備えたソフトウェアDVDプレイヤー ■Windows Me/2000/98 ■その他 |
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映画や、テレビで放映された番組などを12cmサイズのDVDメディアに収めたDVDソフトは、VHSやLD(レーザーディスク)などに代わって、家庭向けビデオソフトの主流となりつつある。通常、DVDビデオを再生するには専用のDVDプレイヤーが必要となるが、パソコンに搭載されるDVDドライブを使い、ディスプレイでDVDソフトを再生できるようにするソフトが、ソフトウェアDVDプレイヤーだ。 DVDソフトには、専用のタイトルメニューや、好きな場所から再生できるチャプタ機能、字幕のON/OFF機能、マルチアングル機能などのさまざまな機能があるが、CinePlayerはDVDが持つこれらすべての機能に対応する。表示する画面がテレビ画面かパソコンのディスプレイかという違いはあるものの、専用のDVDプレイヤーが持つ機能をすべて利用することができる。 再生するソフトが、Dolby Digitalやdts(Digital Theater System)を使って多チャンネル音声で収録されたものであれば、ステレオにダウンミックスして再生できるのはもちろん、サウンドカードにS/PDIF出力がある場合は、それを用いて外部デコーダにデジタル出力することもできる。また、グラフィックカードがiDCT(逆離散コサイン変換)やMC(動き補償)といった「DVD再生支援機能」を備えていれば、それを利用することでCPUの負荷を低減させることも可能だ。 さらに、DVD以外にもVideo CDやMPEG-1/2、AVI、音声ではMP3やMIDI、Windows Media Audioファイルなども再生できるのに加え、ソフト中の好きな位置にマークを設定して一発呼び出しを行えるブックマーク機能を搭載するなど、機能は非常に充実している。Windows Me/2000/98(SEを含む)と対応OSも多く、手軽に利用できる実用的なソフトだ。 なお、ソフトそのものは無料だが、インストールに必要なシリアルナンバーを入手するためのNAGASE DIRECTのサイト利用手数料として300円がかかる。 ●
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CinePlayerのようなソフトウェアDVDプレイヤーは、これまで市販ソフトとして単体で販売されたり、DVD-ROMドライブやグラフィックカードにバンドルされている場合が多かった。現在使っている人も、大半の人がそのようにして入手したソフトを使っていることだろう。実際、このCinePlayerも元々は「Software CineMaster」として市販されていた著名なソフトウェアDVDプレイヤーであったのだ。だが今回、CinePlayerとして名前を変えるとともに、無料で使用できるようになったわけだ。
通常なら有料で販売されるべきソフトが無料で使える、といわれると、つい機能制限があるのではないかとか、試用期間に制限があるのではないかと思われがちだが、このCinePlayerにはそうした制限は一切ない。もちろん画質面でも機能面でも市販の同種ソフトと比較してまったく劣るところはないわけで、かなり魅力的なソフトだといえる。 DVDドライブを持っている人の場合、大半がすでに何らかのDVDプレイヤーを使用しているとは思う。だが、そうした場合でもソフトによって画質差などは存在するので、比較の意味で使い分けてみるのもいいだろう。また、DVDドライブを持っていない人にとっても、Windowsでは標準でサポートされていないMPEG-2ファイルの再生が行えるというのは大きなメリットだ。 とにかく、これだけのソフトが無償で手に入るようになったということはある意味で驚きでもあるし、感慨深くもある。まさに時代は変わった、と思わせるのに十分なインパクトがある。 (天野 司)
《スクリーンショット》 リモコンのようなデザインのテンキーパッドも用意されている 《スクリーンショット》 ソフトの好きなところにブックマークをセットし、ジャンプすることができる 《スクリーンショット》 設定画面。画面表示モードなども豊富に用意されている 【作 者】 NAGASE DIRECT さん 【作者のホームページ】 http://direct.nagase.co.jp/ 【補 足】 インストールに必要なシリアルナンバーは無料だが、http://direct.nagase.co.jp/でシリアルナンバーを入手する際に、利用手数料として300円が必要 |
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