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■ワイパー機能を使うと、開いているウィンドウの配置をそのままにデスクトップにアクセスできる
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デスクトップのショートカットにすばやくアクセスできる「通り抜けループ」
日ごろ使っているオンラインソフトの中で一番お世話になっているのは、何といっても「通り抜けループ」だろう。あまりに便利なので、筆者の使用しているWindowsマシンにはすべてこのソフトをインストールしてあるほどだ。
このソフトのどこが便利かというと、ウィンドウをいくつも開いて作業をしていても、最大化をして作業をしていても、画面の一番端にあるバー(ワイパー)をドラッグするだけで、一気にバーが通った範囲のウィンドウを消してデスクトップを表示してくれるのだ。デスクトップ上にショートカットをめったやたらと置く習慣のある人間にとってこれはとてもうれしい機能だ。デスクトップ上のショートカットを操作できるソフトはほかにもあるが、個人的にはこの「通り抜けループ」の方式が一番気に入っている。
ワイパーを置く位置は画面の上下左右の端のいずれでも指定できる。複数のワイパーを同時に置くことも可能だ。また、画面の四隅を指定すると縦横のワイパーを同時に動かせるようにもなる。これらのワイパーは、ドラッグだけでなくダブルクリックでも動作し、またマウスを使わずにショートカットキーで操作することも可能だ。
残念なことに実用性はあまりないので滅多に使うことはないが、この「通り抜けループ」にはほかにもおもしろい機能がある。それは、ウィンドウを透視する赤と青のループで、「通り抜けループ」という名前の由来にもなっている機能だ。赤いループは現在アクティブなウィンドウに穴を開けて、裏にあるウィンドウの内容を見たり、それをクリックして一番手前にもってきたりすることができるというものだ。青いループはデスクトップの壁紙を鑑賞するためのもので、常にひとつしか表示できない赤ループと違い、いくつも同時に表示させることができる。どちらもループのサイズや位置を自由に調整できて、非常にめずらしくておもしろい機能だ。
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■どこドアの接続設定は非常に簡単でわかかりやすい
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複数のPCを並べて使っている人にお勧めの「どこドア」
「通り抜けループ」のほかに重宝しているソフトのひとつに「どこドア」がある。これはソフトウェアだけでキーボードとマウスの切替を実現してくれるもので、複数のPCを並べて使っている場合に威力を発揮する。
これを使えば、TCP/IPで接続されたWindowsマシンを、一組のキーボードとマウスで3台まで操作できる。机の上にいくつものキーボードを並べずにすむのでありがたい。使いやすいキーボードやマウスがひとつしかない場合でも、それをすべてのマシンで共有できるので便利だ。また、本体のキーボードやマウスを使わなくても操作できることから、パソコンを設置する場所の自由度がかなり高くなるのもうれしい。現在の筆者の環境ではなくてはならないソフトのひとつだ。
操作性がよく、自然な感覚でキーボードとマウスの切り替えができるのもこのソフトの優れている点だ。操作するマシンを切り替えるのも、元に戻すのもすべてマウスで画面の左右の端をクリックするだけでよいのだ。右側にあるマシンを使うときは右端をクリック、左側にあるマシンを使うときは左端をクリック、操作が簡単で非常にわかりやすい。もちろんマウスだけでなくキーボードで切り替えることも可能だ。
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