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初めてでも簡単に扱えるプラネタリウムソフト
StarGazer for Win32
Version 1.3
約9,000個の恒星、88の星座、惑星、星雲・星団が表示可能。目的の天体をすばやく探せる検索機能や、惑星などのトラッキングができる自動運転モードなど、豊富な機能を搭載。デスクトップ上で再現される朝焼け、夕焼けもまた乙なもの。
こんな人に最適
ほとんどの操作をマウスで行え、ツールボタンなどインタフェースもわかりやすいので、天文好きのパソコン初心者や子供にもお勧め。
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扱いやすく、機能的にも十分
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「StarGazer for Win32」は、任意の時刻、場所で観測される星空をパソコンのデスクトップに再現してくれるプラネタリウムソフトだ。昼光、夕焼け、地上光を再現できるので、きれいな夕焼け空にだんだんと星が出てくる様子も見ることができる。もちろん、日中でも昼光をオフに設定すれば、星がきちんと表示される。
検索、彗星登録などの基本機能もしっかりと作られており、表示した星は印刷も可能。ほとんどの操作をマウスのみで行え、ツールボタンも分かりやすいグラフィックで表示されているので、初心者や子供でも簡単に使えるだろう。
表示されるのは7等までの恒星、太陽系の惑星、月、彗星、星座、星雲・星団と、普通に天体を観測するには十分だろう。星座、恒星、星雲それぞれの名称は種類によって文字の色と大きさを変えるなど、見やすさにも配慮されている。ダブルクリックすると視点の中心がその場所に移動するが、地平線の下をクリックした場合は地平線の表示がそのときだけオフになり、地平線の下の星が見えるのも案外と便利だ。
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各種のグリッド線
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観測の補助となるグリッド線も各種揃っている。星を見るのに便利な赤経・赤緯線(北極星中心)、黄経・黄緯線(太陽中心)、高度・方位線(頭の上が中心)、天の赤道、黄道の各線をそれぞれ表示、非表示に設定できる。ただし、あまり線を多く設定すると、かえって見にくくなるので要注意。
都会で星が見えない人はこのソフトで星に思いを馳せるもよし、また空のきれいな田舎に行って星を探すのに、このソフトを使うもよいだろう。Ver.1.2まではフリーソフトだったが、1.3よりシェアウェアになった。しかし、登録料金もそれほど高くはないので、登録していろいろな楽しみ方を見つけてほしい。
なお、このバージョンでは、観測方向の設定で高度を90度に設定すると、「atan2 DOMAIN error」というエラーが出て不正処理終了してしまうが、次の1.31では解消される。
(西川 淳)
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ソフト作者からひとこと
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夜空に輝く星は、見ているだけで心を和ませてくれます。しかし、最近は都市開発による光害の影響で一昔前はどこからでも見ることができた昴(すばる)でさえ郊外に足を運ばないと難しくなりました。また、そのためには幾日も前から計画を立ておかなければなりません。もし当日、雨に見舞われることがありったりしたら最悪ですね。
このような背景で「StarGazer」は誕生しました。天文学の知識は皆無に等しい状態で「StarGazer」の作成を始めたため、アルゴリズムの検討に随分時間を費やしました。
「StarGazer」は限りなく実際の星空をシミュレートするように作っており、部屋の中で十分楽しめます。また、パッケージソフトのようにサイズも大きくありませんので、携帯用のパソコンにも十分搭載可能であり、現地での観測の手助けとしても活用いただけます。
今後は、月の欠け具合の表示・マクロの搭載・星座解説などの機能を追加したいと考えています(あ、言っちゃった)。
(peace)
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「StarGazer for Win32」の最新版、関連ソフトは以下の通りです。
ソフトのバージョンは、上で紹介したものと異なる場合があります。
※ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[httpD]ボタン)をクリックしてください。ソフト名をクリックすると、そのソフトに関する詳細な解説を参照することができます。
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※ この記事は '97年8月20日 に公開されたものです。
(c) 1997 Vector Inc.
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