ソフトを開発しようと思った動機、背景
はじめまして。パンデモニウムのシンです。ノベルゲームを作っております。昔から物語を考えたりするのが好きで、考えたものに一人で絵を描いたりしていました。それで高校生のときに初めて恋愛アドベンチャーというやつをプレイしたんですね(Keyの「AIR」)。ノベルゲーム自体は小学生のころに「かまいたちの夜」や「弟切草」とかやっていたので、初めてではなかったのですが、その衝撃は初めてのものでした。ゲームで感動して泣いたのは初めてでした。それからもいろいろと、所謂「泣きゲー」というやつを片っ端からプレイしていきました。
同人ゲームを制作する動機となった作品は「ひぐらしのなく頃に」です。少数のスタッフで作られた作品が、あれほどメディアや人々に影響を与えたのは感動というか、魂ごと揺さぶられました。
それで自分もそんなものを作れたら……と思い、少数──私の場合一人──で作品を作ることを決意しました。一人と少数の違いは作りはじめてから気づきましたが(アホです)、必ず作品は完成させています。ネットやリアルの友人方一同、応援してくれているみなさまに、礼とともに作品が渡せるよう頑張りました。
この作品は続編「Rain ballad~暁のリユニオン~」に続かせることができ、またユーザさまからの温かい声もいただくことができました。私の中でも、初めて制作したこの作品がすべてのはじまりで、感慨深いものになっております。「感動できた」と言っていただける方がいたことで、いまでもゲーム制作を続けることができています。
開発中に苦労した点
ストーリーを書くこと自体がこの作品で初めてな上に、絵もBGMも演出もムービーもすべて一人での制作だったため、がむしゃらに勢いで作った記憶があります。特に苦しかったのがスクリプト関連でしょうか。もともとスクリプトは苦手ですし、すべて我流だったので、当初はノベルゲームとして機能させることだけで精一杯でした。
ユーザにお勧めする使い方
物語を読み進めていくことが基本で、作中の選択肢には特に深い意味はありません。選択肢はただ、私が用意したゲストキャラクタ(「みえるひと」より犬塚ガク、雉ノ葉ツキタケ参戦)が好みの問題のため、趣向が合わない方のために設置した回避機能です。逆にそれらが好きな人には、積極的にプレイしてほしい作品です。
ぜひ、主人公「鳥羽満月」に感情移入して楽しんでいただけたら幸いです。読み終えたあとに、心に残る作品でありますように。
今後のバージョンアップ予定
続編も公開しております。バージョンアップというかバグ、誤字・脱字の報告があり次第、随時修正しています。
(パンデモニウムのシン)