「日本のそば文化を絶滅の危機から救うため、最後のそば屋『Zそば』で女子高生がアルバイトをする」という設定のアクションゲーム。1ヵ月のアルバイトバトルを乗り切り、日本のそば文化を絶滅の危機から救え
「Zそば」は、危機に瀕したそば文化の窮地を救うべく立ち上がった女子高生が、そば屋でアルバイトをするゲーム。客の注文にすばやく応じて、そばを配膳しながら、爆弾ゲリラやゴキブリから店を守り、最後までアルバイトを完遂しよう。
ゲームの舞台は西暦2048年の日本。この時代、日本の伝統文化であるそばは絶滅の危機に瀕し、残された最後のそば屋「Zそば」も店じまいしようとしていた。この事実を偶然ゲーム雑誌で知って、怒りに震えた少女がいた。少女の名は「沙羅夢子」。私立桃華学園に通う元気な女子高生だ。夢子は、そば文化の存続をかけて夏休みの1ヵ月間、「Zそば」でアルバイトバトルを戦い抜く決心をする……。
操作は(一部を除き)基本的にキーボードで行う。使用するキーは、カーソルキーとスペースキー。【←】/【→】キーで主人公の夢子を左右に移動させ、【↑】/【↓】キーで向きを変える。それ以外の操作はスペースキーで行う。
たぬき、きつね、てんぷらの3種類のそばを正確に配膳しよう
ゲームの流れは、
- 客は、左側の入り口から店内に入り、思い思いの席に着いて、そばを注文する
- 注文を受けて、おやじがかけそばの入ったどんぶりをカウンターの上に並べる
- 夢子をかけそばの前まで移動させる。上を向かせて、スペースキーでどんぶりを持たせる
- そのまま右に移動させ、そばに具を入れる具投入機の前に立たせる。上を向かせてスペースキーを押し、具を入れる
- 注文した客のいるテーブルの前に立ち、客の方に向かせる。スペースキーの長押しで力を調整し、スペースキーを離してどんぶりを客の前に向かって投げる
が基本。この操作を繰り返し、来店したすべての客に注文通りのそばを配膳してゆけばよい。客の注文がわからなくなったときは、マウスで客をクリックすれば、もう一度注文を聞くことができる。店内では、夢子は横一直線にしか移動することができない。店の左上にはそば屋の店員とおやじが陣取り、右上にはたぬき、きつね、てんぷらの3種類の具投入機が並ぶ。下側は、客席が並ぶスペースとなっている。客席は1テーブル4席が2テーブルの計8席。席に座った客の注文通りに、3種類のそばを正確に配膳しなくてはならない。
最も大事なことは「客を怒らせない」こと
配膳のポイントは、客席の位置に合わせて、そばを投げる力を上手に調節すること。下を向いてスペースキーを押し続けると、画面下部のPowerインジケータにパワーが充填されてゆく。バーの長さが適切になったところでキーを離すが、この「バーの長さの見極め」が重要だ。
そばが客の手の届く範囲に着地すると、客はそばを食べ、500円を払って帰る。そばが客の真正面に止まった場合はほめてくれ、チップもくれる。逆に、客が受け取れないような場所に投げてしまった場合はおやじに叱られ、バイト代から500円が引かれてしまう。
最も大事なことは客を怒らせないこと。客は、あまり待たせすぎると「遅い」といって、怒って帰ってしまう。順番を抜かされたときも「こっちが先だ」といって、怒って帰る。もちろん注文を間違えてもアウト。客を5回怒らせてしまうとゲームオーバーとなる。怒られた回数は、ステージをクリアすると、1回分だけ許してもらえる。ボーナスステージの「スイカ割りゲーム」のボーナス「3UP」で解消することも可能だ。
四天王の大量注文をきちんとさばき、スイカ割りゲームでボーナスを獲得しよう
店に訪れるのは普通の客だけではない。「四天王」と呼ばれる四人のうるさ型の客も時折登場する。四天王は通常の客がはけたあとに一人で登場し、続けて何杯ものそばを注文する。すべて注文通りの順番で出すことができればステージクリアとなり、ボーナスゲームに移れる。ひとつでも間違えれば、直ちにゲームオーバーとなる。
非常にやっかいなのが、そば文化の根絶を目的とするそばゲリラの面々。一人または複数で店を訪れ、客席に時限爆弾を仕掛けて去ってゆく。爆弾が爆発してしまうとゲームオーバー。防ぐには、爆発する前にそばをぶつけて消火するしかない。
次にやっかいなのが、人気番組「スーパーソーサルセイレーン」の主人公で、学校では夢子と同じクラスの「美知留」。メニューにないそばを注文しては、注文と違うそばを出すと怒り、帰って行く。時には怒って爆弾を仕掛けることもある。ただし、かけそばは好物で、かけそばを注文したときはチップまでくれる。
客ではないが、飲食店のやっかいな来訪者が「ゴキブリ」だ。出現すると店内を左から右に一直線に飛び抜ける。ゴキブリを逃がすとおやじに怒られ、バイト代から500円が引かれる。ゴキブリの移動速度を考慮しながら、下を向いてスペースキーを押すことで、殺虫剤を噴霧して倒すことができる。
客の数が多すぎ、対応不能になったときの非常手段として、カウンター横の「非常ベル」を使うことができる。非常ベルを押すと、座っている客が一斉に立ち上がって帰ってしまう。その代わりおやじに怒られ、バイト代を5,000円引かれてしまう。非常ベルは、1日1回だけ使える。