幼児向けのワープロソフト。コマンドや画面デザインを極力シンプルにし、文字の入力や編集、印刷などをわかりやすく学べるようになっている。「めちゃもんたいぷ あどばんすど」は、ワードプロセッサの基本的な概念と操作を学べる、幼児向けの学習ソフト。一般的なワープロ同様、キーボードをタイピングすることで、文字の入力や編集を行えるのはもちろん、文字サイズや文字色の変更、印刷、ファイルの保存などの操作も行える。対象年齢は6歳くらいから9歳くらいまで。
メイン画面は、操作中にユーザ(幼児)が戸惑わないように配慮されたシンプルな構成。画面上部には、ひらがな主体のツールボタンが配置され、絵文字の入力ボタンを除いてはアイコンも使われていない。ウィンドウサイズは最大化と最小化の2種類に限定。最大化の状態では、Windowsのタスクバーを含む画面全体が覆われ、不用意にタスクが切り替わって、画面がわからなくなるような心配がない(どうしても切り替える必要があるときは、画面を最小化すればよい)。ツールボタンから行える操作は、入力モードの選択、文字色の変更(4色)、文字サイズの変更(おおきい/ふつう/ちいさい)、編集画面全体のテキストの消去、そして「いんさつ」「ふぁいる」となっている。
文字色や文字サイズの変更は、カーソルの位置に関係なく、編集画面全体に適用される。印刷でもプレビューやマージンの設定、印刷範囲のページ指定などは割愛され、ボタンをクリックするだけで、そのままデフォルトのプリンタから出力される。
「ふぁいる」では、編集画面が空白であれば既存文書の読み込みが、またテキストが表示されている状態では、ファイルを保存するかどうかの確認が行われる。文書形式は、独自のANW形式に対応する(ダイアログで指定してテキストファイルを読み込んだり、クリップボード経由でテキストを貼り付けて利用したりといったことも可能)。
入力モードはひらがな、英字、絵文字の3種類から選択できる。ひらがなモードでは、IMEを利用したかな漢字変換も可能。絵文字モードでは、各キーに対応したアイコンや記号などを入力できる。