6＋1種類の通常攻撃と大魔法、超大魔法、シールドを駆使して勝利を目指す

「WitchPainters」は、箒の代わりに大きな筆に乗って飛行する4人のかわいい魔女が、魔法を駆使して激突し合う3Dアクションシューティングゲーム。大勢のキャラクタが高速でめまぐるしく動き回りながら、勝利を目指して激しく攻撃し合う。HPがなくなるまでに何人倒せるかを競う「サバイバルモード」や、7種類の特殊ルールを楽しめる「チャレンジモード」など、バラエティに富んだゲームモードをプレイできる。

操作はキーボードで行う。【↑】キーで、キャラクタが向いている方向に前進。【←】/【→】キーで、左右に旋回。【X】キーを押すことで、「Boom」を消費して加速することもできる。通常の移動ではキャラクタは地面すれすれの高さを飛行するが、加速中は少しだけ高く浮遊する。

通常攻撃には【Z】キーを使用する。通常攻撃は「インクアイテム」を拾うことで、射程距離や威力、攻撃方法などを変えられる。インクアイテムは赤、緑、青の3色の箱に入っており、箱の色によって「近距離系」「中距離系」「遠距離系」と、中のアイテムの種類が変化する。近距離系のアイテムは当てにくいが攻撃力が最も強く、シールドを一撃で破壊できる。中距離系アイテムは、攻撃力は低いが当てやすいのが特徴。遠距離系アイテムは遠くから狙えるが、その分命中率が低い。いずれのアイテムもそれぞれ2種類ある。特徴をよく理解した上で、上手にアイテムを使いこなしたい。

アイテムを持っていないか、アイテムの弾を撃ちつくした場合は、最初から装備されている通常弾で攻撃する。攻撃はすべて、自キャラの進行方向とは関係なく、ロックオンされたターゲットに向かって行われる。ターゲットの切り替えは【C】キーで行う。

魔法の発動には、【Shift】キーとカーソルキーの組み合わせを使用する。【Shift】は「ペイントキー」と呼ばれ、押している間はキャラクタがまたがっている筆からインクが出て、地面に模様を描くことができる。インクで模様を描くことで魔法が発動される仕組み。ペイントキーと他のキーとの組み合わせによって、

• 一定時間無敵になる「シールド」
• 通常攻撃より高い威力で広範囲に攻撃できる「大魔法」
• 各キャラクタごとに用意された最強魔法「超大魔法」

Boomゲージをため、他のキャラクタを引き付けて、タイミングよく魔法を発動させよう

ゲームの大きな特徴は魔法の発動方法。自キャラをきちんと操作して、またがっている筆を使って地面にきれいな円を描かなくてはならない。操作ミスや、ステージ上の障害物や他のキャラクタの攻撃などで、円の形が少しでも崩れてしまうとアウト。魔法の発動に失敗する。失敗した場合は、使用したインクがすべてキャラクタのもとに戻ってくるまで、再びペイントすることができなくなる。魔法の発動にあたっては、画面左下に表示される「Boomゲージ」を消費する。Boomゲージが必要量たまらない限り、魔法を使用することはできない。

【Shift】＋【←】/【→】のどちらかを同時に長押ししてその場で円を描くと、「シールド」を張って、一定時間相手からの攻撃を無効にすることができる（攻撃を受けるたびにシールドの展開時間が短縮される上、近距離系攻撃を受けると一撃で消滅してしまうので要注意）。必要なBoomの量はフルゲージの半分だ。

【Shift】＋【↑】、さらに【←】/【→】のどちらかを同時に長押しして円を描くと、攻撃魔法を発動することができる。Boomゲージが満タンのときは超大魔法、ゲージが満タンには届かないものの、半分以上たまっているときは大魔法が発動される。超大魔法の場合は、発動時にさらに「攻撃キー（【Z】）」の入力も求められる。左右に針が高速で移動するゲージを見ながらタイミングよくキーを押し、針を中央に近く止めるほど攻撃の威力が増す。発動される攻撃魔法の種類は、使用するキャラクタによって異なる。

4人のキャラクタそれぞれの持ち味を生かして戦いを有利に進めよう

ゲームに登場するキャラクタは「シイル」「フィンゼ」「ドールミィ」「キルティカ」の4人。それぞれ、使用する魔法のほか最大HPの初期値や移動速度、操作性などが異なるようだ。

「シイル」は、赤いインクを使用する炎系の魔法使い。最大HPの初期値は300。使用する大魔法は、魔法陣の周囲に火の玉をまき散らすもの。超大魔法では、巨大な燃えさかる岩が空から降り注ぐ。能力は最も標準的で使いやすい。

「フィンゼ」は、青いインクを使用する氷系の魔法使い。最大HPの初期値は400と最も大きく、CPU操作では頻繁に体当たりを敢行してくる。使用する大魔法は、魔法陣の周囲に氷の矢をまき散らすもの。超大魔法では、それがさらに巨大で激しくなる。移動速度はやや遅めに感じる。

「ドールミィ」は、緑のインクを使用する風系の魔法使い。最大HPの初期値は350。使用する大魔法は魔法陣の上に大竜巻を巻き起こすもの。超大魔法では、魔法陣と大竜巻がパワーアップし、さらにステージ上に複数が出現する。

「キルティカ」は、黄色のインクを使用する、恐らく雷系の魔法使い。最大HPの初期値が250と最も低く、通常攻撃の威力なども弱めで、通常戦闘では最も使いづらい。しかし、超大魔法の威力は絶大。紫色の球体が一定時間近くのキャラクタをホーミングするという凶悪なもので、他の短所を補って余りある。大魔法は稲光を魔法陣の周囲にまき散らす。

用意されたゲームモードは、

• 4人で対戦し、1位になることを目指す「バトルロイヤル」
• ステージ上のすべてのキャラクタを敵に回して、HPが0になるまでに何人倒せるかチャレンジする「サバイバル」
• 「HP1で勝利」「300人抜き！」「ぼろぼろ筆」「ブーム無し」など、7種類の特殊ルールを楽しめる「チャレンジ」

操作方法そのものは前進と左右旋回のポピュラーな方式だが、キャラクタの移動速度が速い上に視界が比較的狭く、しかもキャラクタの移動につれて視点がどんどん変化する。そのため、うっかりするとたちまち方向を見失う。アイテムを取ろうと思っても、アイテムめがけて直進することすら難しい。

もっとも、この視界の狭さと操作の難しさが、ゲームにスピード感を与え、よりエキサイティングなものにしてくれているのも間違いない。ぜひやり込んで、操作になじんでもらいたい。操作に慣れたら、「バトルロイヤル」モードでの「優」を目指すだけでなく、「チャレンジ」モードにも挑戦することをお勧めしたい。バラエティに富んだルールでゲームを楽しむことができる。

ゲームのポイントは、やはりなんといっても「超大魔法をいかに有効に活用するか」にかかっている。ただ、そのために必要な「Boom」の増やし方が筆者にはよくわからなかった。ダメージを受けるたびに増えるのは確かなようだが、それ以外の条件が特定できない。いずれにしても一番安全で確実なのはアイテムの「あひるシチュー（チゲ）」を取ることで、これが出現したら確実に取るようにしたい。ほかのアイテムも、たとえ必要がなくてもライバルキャラに取らせないよう、積極的に獲得するようにした方がよい。

開発中に苦労した点
プログラミングからキャラクタデザイン、そしてグラフィック関連のほぼすべてをひとりで制作した点や、エフェクト面を派手に演出するといった部分にも時間をかけて取り組みました。“唱えて発動”という魔法の主流をどうにか変えられないかと考え、筆で円を描いて魔法を使うという独特の方法を考え出すのにも苦労いたしました。

ユーザにお勧めする使い方
「バトルロイヤル」モードで高得点を取ることでキャラクタの筆が変化しますので、より楽しんでいただけるかと思います。テクニックとして、フィールド中の猫のアイテム（なんかかわいらしい物）を取ったあとに魔法を発動させると、より効果が増したりします。ほかにもありますが、いろいろ試して楽しんでいただきたいと思います。

今後のバージョンアップ予定
バトル中に簡単な操作説明を追加することや、インタフェースの改編、バグ修正などを考えています。