仕事などで疲れたとき、カードゲームでちょっとブレイク

「Cards for lonesome player」は、16種類もの1プレイヤー用トランプゲームが収録されたソフト。シンプルなデザインのゲーム画面で、誰でも簡単にプレイできる。ヘルプでいつでもルールの確認ができたり、ゲームごとに過去100件の得点が参照できたりと、親切で役立つ機能も搭載されている。

収録されたゲームは、

• 巨大ピラミッドもアリの一穴から「Gnaw Pyramid」
• 向こう三軒両隣、町内なかよく「Couple Meeting」
• 直角三角形はピタゴラスの定理「Lucky Seven」
• てんてん手毬、てん手毬、紀州の殿様お国入り「Ten Sum」
• 忙しい！　忙しい！　急がなくちゃ、どこへ行くんだっけ「Eleven in a raw」
• ……

「Gnaw Pyramid」は、ピラミッド状に配置された場札か、「めくる」ボタンで表に向けられた手札の一番上を移動させ、各種カードの「A（エース）」が並ぶ台札に同じ種類のカードを数字順に積み上げてゆくゲーム。

「Couple Meeting」は、8枚のカードを並べ、同じ数のカードを重ねるように移動させるゲーム。場札が移動した位置に手札から場札を補充し、同じ数が出なければゲームオーバーとなる。

「Lucky Seven」は、最下段を表向きにした7段7列の場札と、「めくる」ボタンで表に向けられた手札の一番上を移動させ、各種「A」をベースとする台札に同じ種類のカードを数字順に積み上げてゆくゲーム。

「Ten Sum」は、13枚の場札から数字の合計が10になるペア、または「K」「Q」「J」「10」の4枚で組を作るゲーム。ペアの条件は2枚のカードの色が違うこと、1組の条件は「K」と「Q」、「J」と「10」がそれぞれ色違いとなること。よい組み合わせがなくなれば、ゲームオーバーとなる。

「Eleven in a raw」は、「A」から「J」のカードをランダムに並べ、左右や上下にカードを動かして、上段は左から「A」→「6」、下段は「7」→「J」と整列させるゲーム。斜め移動や飛び越し移動はできない。

個人的にハマったゲームが「Eleven in a raw」。「A」から「J」のカードを左から順番に並べてゆくだけのゲームだが、これがハマる。画面の下に現在の手数が出て、この数字が少なければ少ないほどよいのだが、何度やっても100以内に収まらない。最短の手数を模索しているが、なかなか難しい。模索すればするほど手数が増え、躍起になってやり直していると、気がついたときには何時間も経っていた。他のゲームも単純なルールゆえにハマりやすいものが多い。

用意されたゲームは16種類。自分に合ったゲームを見つけて、休日の暇なとき、仕事に疲れて休憩したいとき、夜眠れないときなど、さまざまな場面でリラックスツールやお楽しみツールとして活用してはいかがだろうか。

開発中に苦労した点
ゲームによって画面の広がりが大きく違うので、画面が同じ大きさのゲームソフトにするのにカードの配置に工夫が必要でした。また、ゲームによって達成の難易度が大きく異なります。「Lucky Seven」などの広く親しまれているものは昔からのルールを忠実に踏襲しましたが、ゲームの特徴をいかしたまま若干のルール変更を行って、ゲーム間の難易度を調整しました。これはかなり苦労しました。

ユーザにお勧めする使い方
各ゲームとも過去100回の実績を表示できるようにしています。簡単にリセットしてしまわずに、自分なりの技術や読みの向上の跡を見て、励みにしてください。また、これはゲームですが、非常に簡単に1ゲームを楽しむことができますので、「今日は傘を持ってゆこうか？」「彼女との仲直りの電話をいま掛けた方がよいだろうか？」などのおみくじ代わりに使っていただくのも、ひとつの利用法だと思います。

今後のバージョンアップ予定
今後の予定としては、

1. ゲームによっては詰め込んだために、見にくくなっているものがあり、もう少しレイアウトを工夫するか、広げるかしてみたいと思います
2. 難易度調整のため、ゲームルールを若干に変更した個所があり、ゲームとしてどれだけおもしろくなったかをプレイヤーの意見を聞いて修正したり、ゲームごとに難易度をプレイヤーが選べるようにしたりすることも考えています
3. 作者は音楽や音に関する知識、素養がまったく乏しいので、とりあえず童謡と小学唱歌を使用しましたが、若い友人の知識を借りてゲームの内容にフィットしたものにしたいと思います