「EasyBackup」は、文書ファイルなどのデータを簡単な操作でバックアップできるソフト。バックアップ元ファイル、バックアップ先、同名ファイル処理などのバックアップ設定を四つまで保持することが可能で、タブで設定を切り替えて実行できる。バックアップデータの圧縮や世代管理にも対応する。

「EasyBackup」では、バックアップ元はファイル単位、バックアップ先はフォルダで指定する。バックアップ元/バックアップ先ともにドラッグ＆ドロップで指定することが可能。対象のファイル/フォルダをメイン画面にドラッグ＆ドロップすればよい。バックアップ元ファイルの追加や削除も自在に行える。

利用できるバックアップ方法（バックアップ先ファイルのファイル名など）は多彩。

• 元ファイルのままの「標準」（例：test.txt）
• 元ファイル名の末尾に「日付」を付加（例：test_081201.txt）
• 元ファイル名の末尾に「日時」を付加（例：test_081201_1230.txt）
• 「日付フォルダ」の下に格納（例：081201￥test.txt）
• 「日時フォルダ」の下に格納（例：081201_01230￥test.txt）
• すべてのファイルを「日付圧縮」ファイルに格納（081201.lzh）
• すべてのファイルを「日時圧縮」ファイルに格納（081201_1230.lzh）

バックアップ先に同名ファイルが存在する場合の処理は「上書きしない」「常に上書きする」「読み取り専用以外の場合は上書きする」「更新日時が新しい場合は上書きする」「確認メッセージを表示する」から選択・指定できるようになっている。

「どの設定でバックアップを実行するか」も、タブで簡単に切り替えられるのが便利。タブには名称を付けられるほか、バックアップ方法もあわせてタブに表示されるので、設定の判別も容易だ。また、設定をいちいち保存したり、開いたりといった操作も不要で、その点でも大変手軽に使えるようになっている。

ただ、バックアップ対象の指定がファイル単位であるため、「フォルダを丸ごと」や「ワイルドカードを使って、特定のファイル名や拡張子のものをすべて」といったバックアップはできない。そのため、新しいファイルを作ったときにはバックアップ対象に追加する必要がある。もちろん、「EasyBackup」のやり方であれば「複数のフォルダにまたがったファイルをひとつの圧縮ファイルにバックアップする」ことなどもできるので、このあたりは好みの分かれるところだろう。

ユーザにお勧めする使い方
毎日のように特定のファイルを特定の場所へバックアップする方にはとても便利だと思います。コマンドラインによるバックアップも行えますので、事前に作成したショートカットファイルを起動することで、毎日のバックアップが簡単に行えると思います。タスクマネージャを利用すると、指定時刻に自動でバックアップができるので、そのような使い方も便利だと思います。

今後のバージョンアップ予定
改善点や新機能案があれば、そのつどバージョンアップをする予定です。ユーザのみなさまからのご質問・ご要望・不具合報告等は作者のWebサイトで受け付けています。バージョンアップの参考にさせていただいていますので、お気軽にご連絡ください。また、このソフト以外にもフリーソフトを公開させていただいていますので、もしよろしければそちらもご覧ください。