カレンダーやアラーム、付箋のメール送信など、多彩な機能を備えた付箋紙ソフト。「メモ箋人 Ver 2.0」は、豊富な機能で人気を集める付箋紙ソフト「メモ箋人」シリーズの新バージョン(製品版)。ネットワーク機能に対応したほか、フォント編集やIEプラグインなど、さまざまな新機能が追加された。付箋の作成は、デスクトップ上のダブルクリックなどですばやく簡単に行える。
付箋の新規作成は、タスクトレイメニューやデスクトップ上でのダブルクリックなどで行える。付箋はタイトルバーと本文部分とから構成される。表示モードには、付箋の内容全体が表示されるフルモードと、タイトルバーだけが表示されるシンプルモードがあり、ワンタッチで切り替えられるようになっている。タイトルバーを隠して、本文部分だけを表示させることも可能だ。
付箋の背景色は、10色の中から好みの色を付箋ごとに設定できる。付箋にはテキストのほか、画像(BMP/PNG/JPEG/GIF/AVI/MPEG)やショートカットを貼り付けることも可能。本文のフォント、フォントサイズ、文字色、文字スタイルも付箋ごとに設定できる。指定日時に最前面表示や点滅で強調したり、アラーム音を再生したりできるアラーム機能もある。アラームでは、一定時間ごとに繰り返し通知するループアラームを利用できる。
付箋への直接入力だけでなく、既存のファイルや文書から付箋を作成することも可能。テキストファイルを読み込んで付箋にしたり、IEプラグインでWebページの選択部分を付箋にしたりといったこともできる。さらに、メールソフトと連携して付箋を作成することも可能。「Outlook Express」「Outlook」「Eudora」「Becky! Internet Mail」のアドインや「秀丸メール」のマクロ機能を使い、メールの内容を付箋にできる。
逆に、付箋の内容をメールで送信することも可能(送信は「メモ箋人 Ver 2.0」の機能で、使用しているメールソフトは問わない)。アラーム設定時刻にメールを送信したり、アラームの設定された付箋を一括送信したりすることもできる。メールは最大3件までのアドレスに送信することが可能だ。
カレンダー表示機能もある。カレンダーは、アラームが設定されている(付箋のある)日には下線が付けられ、マウスオーバーで指定時刻とタイトルがポップアップ表示される仕組み。新バージョンでは最大3ヵ月の複数月表示が可能になった。
さらに、新バージョンではネットワーク機能にも対応した。ネットワーク内の(「メモ箋人 Ver 2.0」がインストールされた)パソコンに対して付箋をそのまま送って、共有できるようになった。送信先は個別に指定することができる。
そのほかにも、付箋の半透明化、パスワードによる保護、付箋一覧画面での管理、付箋内容のインポート/エクスポート、ログからの付箋復元、付箋の自動整列など、数多くの機能を備えている。