ルートプランニングや周辺観光情報の閲覧なども可能な高機能地図ソフト。英語表示、道路強調、鉄道強調など、多彩な表示スタイルで利用できる。「スーパーマップル・デジタル Ver.9」は、観光やビジネスに大きな威力を発揮する地図ソフト「スーパーマップル・デジタル」シリーズの新バージョン。別売の地図データ(地域別詳細データ)と組み合わせることで、1/500万(全域図)から1/1,000(詳細図)までの地図をフリースケールで縮尺表示できる。Ver.9では、新たに縮尺1/2,500が追加され、大縮尺時の地図がさらに見やすくなった。ルートプランニングやデジカメ写真の取り込み、GPSログの取り込みなどの機能も強化された。
地図の表示スタイルは、標準表示のほかに「英語表示」「標準の地図表示(ルビ付き)」「地形表現なし表示」「でっか字表示」「色覚UD表示」「高速道路強調表示」「鉄道バス強調表示」「白地図」など、計19種類が用意され、見やすさや目的によって選べるようになっている。ユーザが地図スタイルを作成することも可能だ。
地図の検索では「リストから絞り込んで検索する」「キーワードを入力して検索する」ことが可能。住所や目標物、駅、郵便番号、さらには「まっぷる情報」や昭文社のガイドブックに掲載されている「MGコード」などをキーに検索できる。「駅検索」では、「駅すぱあと」や「駅探エクスプレス」などの経路検索ソフトと連動した経路検索も行える。
出発地と目的地を指定してルートプランニングを行うことも可能。「車」「徒歩+鉄道」でのルートをプランニングできる(「徒歩+鉄道」の場合は連携する経路検索ソフトが必要)。「車」のルートでは、車種や優先する条件(時間/距離/料金)、経由地を指定することが可能。料金の算出はETC割引料金や障碍者割引料金にも対応する。Ver.9では、ルートプランニング機能が強化され、一方通行や進入禁止などの交通規制を考慮した経路検索も行えるようになった。さらに、SA/PAの情報の閲覧や休憩時間の設定なども可能になり、より詳細にプランニングできるようになった。
地図上に文字や図形を書き込むことも可能。新バージョンでは、ドラッグ&ドロップで、デジカメ写真を地図上に取り込むこともできるようになった。デジカメ写真に位置情報が設定されていれば、自動的にその位置に貼り付けられる(位置情報のないものはドラッグ&ドロップした位置に貼り付けられる)。写真にコメントを付けることも可能だ。
そのほかにも、
- GPS機器のログファイルを地図上に取り込む機能
- 付属するPDA/スマートフォン専用アプリケーション「Pocket Mapple Digital」の機能
なども強化された。