「文字を目で見る」「発音を音声で聞く」「キーボードで入力する」ことで、目・耳・手から英語の知識とスキルの向上を図れる学習ソフト。「iType」は、タイピング練習のスタイルを借りて、英単語や熟語、英文を覚えられるよう工夫された英語学習ソフト。画面に次々と現れる英文のスペリング/意味を文字と音声で確認しながらタイピングを行うことで、体感的に英語を習得できるようになっている。ビジネス/映画/基本/TOEICなどのテーマ別に、合計約2万語の英単語、熟語、英文を収録。キーボード配列は、一般的なQWERTY配列のほか、Dvorak配列も選択できる。
メイン画面には、英文、日本語訳、タイプ文字入力欄、キーボードを中心に、語/文を順に表示するための「再生」「進む」「戻る」といったボタンが配置されている。基本的な使い方は、
- 練習したいテーマをメニューから選択し、データを読み込む
- 「再生」ボタンで練習がはじまり、各テーマに収められた語/文と意味が順に表示される
- キーボードでタイピングする
というもの。音声再生には、Mac OS Xの読み上げ機能が使われている。タイピング操作の様子は、指で押すアクションを含めて、画面のキーボード上でグラフィカルに表示される。さらにタイピングの音も再現され、タイプライターを打つ感覚で単語や英文の反復練習を行えるのが特徴。読み上げる回数や読み上げの声、文字が現れる速度などは、ユーザが設定できる。
収録された英文データは、大きく「テーマ」と「タイピングファイル」に分かれる。テーマは「TOEIC英単語集」「一言英会話1/2」などの計15種類が内蔵データとして、またタイピングファイルは「タイム誌単語集」「ビジネス英単語集01/02」「経営者の格言集」などの計11種類が外部ファイルとして用意されている。テーマ、タイピングファイルともにテキスト形式のファイルで、テキストエディタを使って内容を編集したり、新たにファイルを作成したりすることが可能。内蔵の簡易エディタ機能を使って、英語/日本語訳の対照表形式で編集することもできる。
辞書ファイルから単語を検索して、意味を表示させることも可能。そのほかにも、外観の透明度を設定したり、ウィンドウ両サイドのバーの色の設定したりといったこともできる。