マウスやキーボードによる入力操作を記録・再生できるソフト。条件判断による分岐や繰り返し処理といった簡単なプログラミング機能も利用できる。「マウスレコーダー」は、マウスやキーボードによる操作を記録して再生できるソフト。「記録」ボタンのクリックから「停止」ボタンをクリックするまでの操作が記録される。マウスの座標やボタンの状態、入力したキーなどが記録され、リスト形式で表示される仕組み。リストを保存しておけば、何度でも繰り返し再生できる。記録内容を編集することも可能。ホットキーや再生速度を設定することもできる。
記録されたデータを編集するには、リスト上の行を選択し、右クリックでコンテキストメニューを開く。コンテキストメニューから行の追加や削除、順序の入れ替え、行の編集、空白行の挿入などの操作を行えるようになっている。行の編集では「event」を設定することで、メッセージの表示や文章の入力、アプリケーションの起動といった操作が可能になる。指定の条件が満たされるまで待機させたり、繰り返し処理を行ったりといったプログラミング機能も利用できる。
再生時の速度は、1/3速から5倍速までの6段階から選択することが可能。繰り返し再生のほか、再生実行中の一時停止も可能だ。再生中にマウスを大きく動かすと、再生を中断するかどうかを確認するメッセージボックスが表示される。
オプションでは、記録・再生用のホットキーをカスタマイズしたり、マウスの移動や文字の入力速度を指定したりすることが可能。コマンドラインスイッチを使うことで、自動再生を行ったり、再生後に自動的に閉じたり、といった動作も実現できる。
記録されたデータは「*.dat」という拡張子を持つテキストファイルとして保存される。配布アーカイブには、サンプル用のデータファイル7本が付属する。