携帯電話用の待ち受け画像を簡単に作成できるソフト。作成した画像をメール機能で送信することもできる。「Picture Trim」は、写真などの画像ファイルを加工して、携帯機種ごとのサイズと形式に編集できる画像編集ソフト。「自動サイズ調整」機能を搭載し、機種(編集サイズ)に合わせたサイズに画像を簡単に調整できる。DoCoMo、au/Tu-Ka、SoftBank各キャリアのほぼすべての機種に対応するほか、PSPやWindows XPのユーザアカウント画像にも対応する。わかりやすいインタフェースで、直感的に操作できる。
読み込み、保存が可能な画像形式はBMP/JPEG/PNG/GIF。最大864(横)×884(縦)ピクセルのサイズまで扱える。Susie Plug-inに対応し、プラグインを導入することで、読み込める画像形式を増やせる。JPEGでは保存時の圧縮率を指定できる。
待ち受け画像の作成は、
- 電話会社(キャリア)名、シリーズ名、機種名からターゲットとする携帯電話を選択する
- 画像ファイルを読み込む(ドラッグ&ドロップに対応)
- 画像サイズの変更やトリミング、画像の加工を行う
- ファイルに書き出す(またはメールで送信する)
という流れで行う。DoCoMo、au/Tu-Ka、SoftBankのほぼすべての機種に対応。機種名を選択すると、自動的にその機種に対応したサイズの「画像枠」が画面に表示される仕組み。携帯画面のピクセル数や表示色数、対応画像形式などの情報も表示される。画像枠は任意のピクセル数(縦×横)で設定することも可能。設定した画像枠をユーザリストに登録し、再利用することもできる。さらに、一部の機種では待ち受け画像だけでなく、メニュー画面やアイコン画像を作成することもできる。PSPやWindows XPのユーザアカウント画像(起動時のユーザ選択画面で表示される画像)の作成にも対応している。
「自動サイズ調整」機能を利用して、画像枠に合わせて読み込んだ画像を自動調整することも可能。また、1〜400%の範囲で任意に拡大・縮小することもできる。画像枠内での位置の変更や反転(上下/左右)、回転(左/右90度)も行える。
簡易レタッチ機能を搭載し、シャープネス、明るさ、色合い、グレイスケール、セピア調の各フィルタを利用できる。画像の背景色を指定することも可能。例えば、元画像と携帯画面のアスペクト比が異なる場合、残り部分(地)の色を画像の色調に合わせるといったことができる。画像の拡大・縮小によって荒れた画像を自動的に修整する「補完処理」機能も備えている。
連番設定機能もある。画像保存の際、複数のファイルに自動的に連番を付加することが可能。あらかじめファイル名の“拡張子より前の部分”を「固定名」+「初期数値」の形で設定しておくことで、「名前を付けて保存」を実行するたびに、作成されるファイル名の数字の部分が初期値から1ずつ増えていく。
簡易メール送信機能も備えており、作成した画像をメールに添付して送ることができる。