「Gekko」は、通常使用しているデスクトップ画面に加え、新たに3面の仮想的なデスクトップ画面を作れるソフト。ホットキーまたはタスクトレイアイコンのクリックで、デスクトップを切り替えられる。各デスクトップは、それぞれ独立しているワークスペースとして扱われる。各デスクトップ内で行っている作業やウィンドウを、他のデスクトップに移動/コピーすることも可能だ。

大きな特徴は、各デスクトップで展開されているウィンドウをスムーズに別のデスクトップに移動させられること。タスクトレイメニューから呼び出せる「ウィンドウ管理」画面で対象ウィンドウを選択し、移動先のデスクトップ（ワークスペース）にドラッグ＆ドロップするだけでよい。「1ヵ所で展開している多数の作業やウィンドウを、他のデスクトップに分散させる」といった使い方もできる。移動だけでなく、コピーすることも可能だ。

ホットキーでの切り替えでは、初期設定で【Ctrl】＋【F1】〜【F4】が、それぞれ1〜4番目のデスクトップに割り当てられている。ホットキーを別のキーに変更することも、もちろん可能だ。タスクトレイアイコンのクリックでは、デスクトップが順番に切り替わってゆく。1→2→3→4の順で切り替えるか、4→3→2→1で切り替えるかはオプションで設定できる。

実際に使う上では、それぞれのデスクトップで別の壁紙を設定し、混同しないような工夫をすることをお勧めしたい。

開発コンセプト
シンプルで使いやすく、できるだけゴテゴテしないように気をつけています。例えば、他の仮想デスクトップソフトには、何十ものデスクトップを持つものもありますが、「Gekko」には4面のデスクトップしかありません。これは作者が4面で必要十分であると考えているからです。

開発中に苦労した点
Windowsのバージョンによって生じる動作の差異を吸収することに一番苦労しました。

今後のバージョンアップ予定
現状でも追加したい機能がいくつかあるので、構想が固まり次第、随時バージョンアップしていく予定です。もし、みなさんが「こういう機能があったら」とか「ここがこうだったら」というような要望や意見がありましたら、ぜひ教えてください。