複数の文書をひとつのファイルにまとめて管理できるテキストエディタ。文書には作成日やコメントなどの付加情報を設定できる。「mEdit2006 for Windows」は、独自フォーマット「ワークブック」に複数文書をまとめられるテキストエディタ。ワークブックに含まれる文書は「ワークシート」と呼ばれ、複数のワークシートをタブやカラムで切り替えながら編集できる仕組み。ワークシートの追加・削除は自由に行える。順番の入れ替えもドラッグ&ドロップで簡単に行うことが可能だ。
編集機能として用意されているのは、文字列のコピー/カット/ペースト、検索/置換、日付やシート名といった特定文字列の挿入など。文字列挿入は、専用のツールバーを表示させて実行する。エディタ画面にテキスト定規(ルーラ)を表示させることも可能。定規の単位は「編集中の文字サイズ(全角/半角)」「標準の文字サイズ(全角/半角)」「センチ」「インチ」「ポイント」から選択できる。
さらに、フォントやサイズ、文字装飾(太字/斜体/下線)、文字色を選択範囲で指定することが可能。文字色をグラデーションにするという、ユニークな機能もある。
「ワークブック」と並ぶもうひとつの特徴が、ワークシートに付加情報(メタデータ)を設定できること。メタデータの内容は、ワークシートの「作成日」「修正日」「回覧日」「修正回数」「ラベル」「コメント」などで、ワークシートごとに設定できる。新しいメタデータを追加したり、不要なメタデータを削除したりといった操作も可能。メタデータを条件にワークシートを検索できる機能もある。
ワークシートの表示モードは「タブ」のほか、左右分割でシート名を一覧表示する「カラム」、上下分割でシート名に加え、メタデータを一覧表示する「リスト」にすることも可能。カラム表示やリスト表示でも、シートの入れ替えはドラッグ&ドロップで行える。
印刷は、ワークブック全体またはワークシート単位で行える。シートの内容をHTMLに出力する機能もある。