ソフトを開発しようと思った動機、背景
私は会社で働いておりますが、SEやプログラマではありません。ある時期、総務的な立場で会社の重役の秘書的な仕事をしていたときに、その方のスケジュールをパソコンに登録してスケジュール管理をしていました。会社内にいるときは、パソコンを見ればスケジュールがわかるのですが、外に出るときは大変です。パソコンを持って行くわけにもいかず、たとえ持っていったとしても、すぐに見られるものではないからです。そこで、メモ帳に手書きで写したり、携帯のスケジュール機能を使って直接入力したり、パソコンのスケジュールを印刷したりしていたのですが、二度手間であったり、入力が大変であったり、印刷に時間がかかったりと、いまひとつうまくいきませんでした。ある日、どうすればいいかなと考えていると、パソコンのスケジュールを携帯電話にメールで送ってやれば、いつでもすぐに必要な期間のスケジュールを見ることができると思いつきました。自分が外出していても、会社からメールで送ってもらうことが可能です。
しかし、いいソフトはないかと探しましたが、期待に沿うものが見つかりませんでした。趣味でプログラミングをやっていたこともあり、自分で作ってしまおうと考えて、できあがったのが「メールdeスケジュール」です。
開発中に苦労した点
今まで、Visual Basicでプログラミングを楽しんでいたのですが、スキルアップの目的でVisual C++の勉強をはじめたばかりでした。どちらで作ろうか迷いましたが、勉強のためと思い、C++で作りはじめたところ、慣れるまでが大変でした。VBの何倍もの量のコーディングが必要でしたし、ファイルの読み書きからメールの送信方法まで、いろいろなプログラミングを勉強しました。そのときは大変でしたが、いまはとても役立っており、Vectorにも「メールdeスケジュール」以外にいくつか公開することができるようになりました。
ユーザにお勧めする使い方
基本的には、外出時に必要な期間のスケジュールをメールで携帯に送っておくことで、いつでもスケジュールの確認ができるという使い方になると思いますが、私が使っていて便利なのは「リマインダ」です。これは、指定した時刻にスケジュールを自動的にメールで携帯に送るものです。これは、ちょっとした秘書みたいなもので、つい忘れてしまいがちなものを登録しておくと、きっちりと教えてくれます(当然、スケジュールを登録しているパソコンで「メールdeスケジュール」を起動しておく必要がありますが。この機能で、何度、歯医者の予約をキャンセルせずに済んだことか……感謝)。
今後のバージョンアップ予定
Ver.2.3以前の仕様について、使っていただいたみなさまからのご意見・ご要望により、いろいろな機能を追加してきました。趣味でやっているプログラミングですが、今後もみなさまのご意見・ご要望に沿えるよう、がんばっていきたいと思っています。
(Y.Matsu)