シンプルなデザインが印象に残るコンパクトなツールバータイプのボタン型ランチャ。常にデスクトップに表示させて使用できるのはもちろん、必要なときにタスクトレイから呼び出すといった使い方も可能。指定フォルダ内のファイルを一括で登録する機能がある。「ぷちらんちゃ」の特徴のひとつは、多数の登録アイテムをタブとページでわかりやすく管理できること。タブは最大12枚(初期状態では8枚)まで使用することが可能。各タブには最大100個までのアイテムを登録できる。1画面ですべてのアイテムを表示させられるほか、複数のページに分割して表示させることも可能。各ページに表示するアイテム数は、行数×列数の形式で変更でき、各タブへの最大登録数もユーザが設定できるため、表示時の状態は細かく変更できる。
アイテムの登録は、エクスプローラなどから「ぷちらんちゃ」上のボタンにアイコンをドラッグ&ドロップするだけで簡単に行える。実行ファイルや文書ファイルだけでなく、フォルダも登録できる。アイテムには登録名とファイルのパスのほか、作業フォルダ、起動時のオプション、アイコンを指定することが可能だ。
個別登録のほかに、フォルダ単位でアイテムを一括登録することもできる。一括登録時には、ファイルの種別を指定して登録を行うことが可能で、「フォルダは登録せずに、実行ファイルやショートカットのみを登録対象とする」といったことができる。また、すでにアイテムが登録されているタブに一括登録を行う場合は、既存アイテムをクリアして登録し直すか、空いているエリアに追加登録するかも選べるようになっている。
「画面設定」「動作設定」「登録設定」に分類された設定により、外観を含めて詳細なカスタマイズを行える。「画面設定」では、タブの数や登録数などに加え、メイン画面(ツールバー)の色調や置き方(標準の横長のほか、縦長を選ぶことができる)、ボタンサイズなどを変更できる。「動作設定」では、マウスでポイントするだけで(クリック不要で)タブを切り替えたり、ツールバーを自動的に隠したりといった設定が可能。「登録設定」では、ショートカットファイルを登録した場合に、リンク先(本来の)ファイルのパスで登録するといった設定が行えるほか、ドラッグ&ドロップ登録時の確認の有無などについても設定できる。設定項目のうち使用頻度の高いものは、タスクトレイメニューや、メイン画面の右クリックで表示されるコンテキストメニューからも設定できるようになっている。