「Soul Gate」は、独自のルールを採用し、プレイヤーに確かな戦術の立案と高度な駆け引きを求める対戦型トレーディングカードゲーム。「ユニット」などの3種類のカードを駆使してCPUマスターの裏をかき、バトルに勝利して伝説の「マスターズソウル」を目指す。

プレイヤーは流刑者として、「教会」がすべてを支配する監獄島「ロックフォート」に収監される。そして、島での生活の保証と引き替えに、古の偉大な霊媒師が解き放った怪物どもの魂を「死者の書」に封じ込めることを命ぜられる……というストーリー。島内でのバトルは大別して、（1）闘技場でのマスター同士の戦いと、（2）街の外でのフリーユニットとの戦いの2種類がある。前者の勝利条件は、対戦したマスターのライフポイントを0にするかデッキを使い切らせること。後者の勝利条件はすべてのユニットを倒すことである。

対戦に使用するカードは全部で169種類。プレイヤーは、この中から（同一のカードは3枚までという制限付きで）最大50枚を選んでデッキを組むことができる。カードは、それぞれが持つ機能により「ユニットカード」「技能カード」「魔法カード」に大別される。

ゲームはターン制で、「配置ステップ」「メインステップ」の2段階のターンでプレイしてゆく。まず、「配置ステップ」で「ユニットカード」を「場」に「召還」し、これに「技能カード」や「魔法カード」を付加（チャネリング）して強化する。次に「メインステップ」で、敵のユニットの能力やカードの配置状況を見ながら、付加したカードを発動させたり、自分のユニットで相手のユニットを「アタック」したりする……というのがゲームの流れになっている。

その分、ゲームの難易度はかなり高い。スターターパックのデッキをそのまま使って、適当にバトルをしていてもなかなか勝てないだろう。なかでも自分のチャネリングカード（「技能カード」「魔法カード」）を相手のユニットにチャネリングできるルールは非常に“いやらしい”。相手との駆け引きをする上で有効でおもしろいと筆者は感じた。

ゲームで勝つためには、かなり本腰を入れて戦術を練り、また、闘技場でのファイトマネーやログショップでのカードの売買などを利用して一刻も早く自分に合ったデッキを組み上げていくしかないだろう。もちろん、街の外を徘徊しているフリーユニットとの戦いに勝利して新たなカードを得るのも有効だ。

開発中に苦労した点
もともとデジタルではない卓上でのプレイを想定しているので、開発初期段階では手書きのカードを作り、実際にプレイして思考錯誤しました。

ユーザにお勧めする使い方
やり込み要素はありますが、トランプゲームのように気軽にプレイしてもらう感じでもよいと思います。

今後のバージョンアップ予定
初期バージョンでは序盤から全然勝てないという意見が多かったので、ザコキャラを弱体化させました。デッキ編集モードもそうですが、要望があればなるべく取り入れる予定です。また、通信対戦が可能といったような、まったく新しいバージョンも考えています。