多彩なゲームモードを持つ高機能タイピング練習ソフト。詳細な成績データとグラフ表示機能でタイピングの上達ぶりを確認しながら練習を進めることができる。「Simple Typing」は、成績分析の詳細さや練習(ゲーム)モードの多彩さ、強力なカスタマイズ機能が特徴のタイピング練習ソフト。ゲームモードには、ノーマルモードのほかに「TYPING INVEDER」「HYPER TRAINING」「TENKEY MASTER」の計4種類があり、それぞれにさまざまな工夫が凝らされている。
ノーマルモードは、次々と画面に現れる単語をタイピングしていくというオーソドックスなスタイルで、あらかじめ用意されたジャンル(問題集)で練習する。スピードや正確さが得点化され、コンボ(ノーミスで連続入力した数)がたまると、ボーナスポイントが加算されるという仕組みになっている。ノーマルモードの中にも60秒間の「制限時間モード」など3種類のモードがある。
問題は、五つの問題集が同梱されているが、作者のホームページからダウンロードする、あるいは自分で新しい問題集を作成することで、追加できるようになっている。問題集の形式にはローマ字型と英単語型があり、例えば「ベクター」という問題に対して「BEKUTA-」という入力を求めるときはローマ字型、「VECTOR」と答えさせるときは英単語型となる。
成績が詳細に分析されるのが大きな特徴のひとつで、練習結果に対してタイプスピード、正確性、反射神経といった個別の評価と、これら三つによる総合評価が下される。成績をグラフ化して表示することもでき、練習によってどの程度上達したのかが一目でわかるようになっている。
「TYPING INVADER」は、画面の右側から流れてくる文字を、左側に到達する前にキー入力して消すというゲーム。難易度は4クラス・11レベルから選択でき、レベルが上がると、文字の流れる速度も上がる。プレイ中にレベルを上げることも可能で、1プレイで3回まで危険回避のためにすべての文字を消してしまうこともできる。
「HYPER TRAINING」は、キー配列を覚えるためのモード。このモードでは画面にキーボードが表示され、指定された文字を1文字ずつタイプしていく。入力する文字のキーは緑色で示してくれるのでわかりやすい。上達してきたら、緑色の表示を消して練習することもできる。
「TENKEY MASTER」は、テンキーを使った練習モード。ひたすらテンキーで数字を入力する。数字だけでなく、四則演算子や小数点を含めたテンキーすべてを使うこともできる。
オプション設定では、ローマ字の表記法を「ヘボン式」「激打式」のいずれかをベースに自由に設定できるほか、独自の入力方法を設定することもできる。マルチユーザに対応しており、ローマ字設定をユーザ別に行うことも可能で、それぞれの成績データの比較もできる。