波紋のグラフィックや波のサウンドの美しさが印象的なアクションパズルゲーム。敵キャラの邪魔をしながら、水面にある同色の浮き輪を並べて消してゆく。対COM戦や2人対戦のほか、1人用のバズルモードもある。「りっぷるりんくLE」は「スイムリング」という浮き輪型の駒を使った新趣向の対戦型パズルゲーム。ゲームフィールドとなる水面には、表裏に色のついたスイムリング(浮き輪)が並んでおり、この浮き輪を同色で4つ以上つなげて並べると浮き輪が消え、得点となる。こうして180秒の制限時間内に得点が高い方が勝ち(対戦プレイ時)となる。浮き輪は消える際に周囲の浮き輪を裏返して吹き飛ばすので、これを利用して連鎖を組み、高得点を狙うこともできる。
プレイヤーはキャラを操作して浮き輪を移動させていくが、その際に持ち上げて裏返したり、投げたりすることができる。これらの動きを組み合わせることで、同時に2つの浮き輪を移動させることも可能だ。また、水中に潜って浮き輪の中に入ったり、浮き輪が邪魔で行くことのできない場所に潜水移動したりすることもできる。ただし、潜水時には酸素メーターが減少する。メーターが切れると体力を示すハートが減り、一定時間動けなくなってしまう。ハートがなくなってしまうとゲームオーバーだ(タイムアップ時に残ったハートは得点に加算される)。
プレイヤーが選択できるキャラには、主人公の「りっぷる」のほか、カッパや人魚など6種類が用意されており、それぞれ「泳ぎが得意」「潜りが苦手」「長い間潜れる」などの特徴がある。対戦においては同じフィールドにいる敵キャラとの駆け引きが重要で、敵が並べている浮き輪を裏返したり、先に消してしまったりという妨害が有効だ。また、潜水して相手を水中に引きずり込み、相手の酸素メーターを減らすこともできる(自キャラも同時間酸欠になる)。
ゲームモードは、対戦プレイの「バトルモード」のほか、1人遊び用の「パズルモード」、操作に慣れるための「トレーニングモード」が用意されている。「バトルモード」では、対COM戦、2人対戦、COM同士の対戦が可能。また、LANやインターネットを利用して(IPX、TCP/IP、シリアル、モデム接続に対応)、オンラインで対戦することもできる。プレイ時にはステージ(背景)の指定や、対COM戦の敵キャラ選択も可能だ。
「パズルモード」では、連鎖を効果的に使い、指定されたアクション回数ですべての浮き輪を消す、という面クリア式のパズルが楽しめる。92問のパズル問題が用意されているほか、フルセット版に同梱のエディタで問題を自作することもできる。
操作はキーボードとジョイスティックに対応。オプションでは難易度設定や制限時間の変更、サウンドの音量調節が行える。操作感覚もなめらかで、3Dのグラフィックやサウンドなどの演出も凝っている。