ファイルの名称、属性、内容の変更といった処理を一括して行うことのできるソフト。「File Batch Exchanger」は、ドラッグ&ドロップで処理対象を指定し、「ファイル名変換」「属性変換」「テキスト変換」から処理内容を選択・実行するだけで、大量のファイルに対して一括で処理を行うことのできるソフト。
ファイル名変換では、大文字←→小文字変換、ファイル末尾への拡張子などの追加、連番付きのファイル名への変更といった処理が行える。処理の条件として「部分的に一致」「先頭から一致」「(ファイル名から)指定文字数をカット」などから選択して実行することが可能だ。あらかじめ用意されている処理内容のほか、新旧のファイル名を記述した変換テーブルを作成して、ファイル名の変更を行うこともできる。
属性変換では、Mac OSで設定することが可能なクリエータ、ファイルタイプといった情報や、不可視ファイル、ロックファイルの設定・解除などの操作が行える。
テキスト変換は、テキストファイルの内容を一括して置換・検索する機能。一般的な文字列だけではなく、TABコードや改行コードといった特殊文字の処理も行える。CSVファイルをHTMLのテーブルに変換する機能もある。処理対象をファイルタイプが「TEXT」のファイルのみに絞ることもできる。
ファイルは、ドラッグ&ドロップなどで設定したすべてを処理対象とできるのはもちろん、「隠しファイルを除く」「隠しファイルのみ」「テキストファイルのみ」「第一階層のみ」から選択することもできる。処理対象リストをファイル名やファイルタイプ、ファイルサイズ、修正日などでソートすることも可能だ。
そのほか、ファイル移動やコピー、タイプ/クリエータ/フルパスといったファイル情報の書き出しを行う機能もある。