「Eye」は、使いやすさはもとより、“見た目も重視”していることが特徴のメールチェッカ。メタリックな材質感を持つ画面デザインや、ウィンドウ開閉時のアニメーション表示、さらには透明度を指定してのアルファブレンド（半透明）表示（Windows 2000で有効）など、いずれも“スタイリッシュ”を雰囲気を醸し出す。

メイン画面は、現在の動作状況を表示する「ステータス表示エリア」と、「メールボックス情報表示エリア」（登録済みアカウントリスト＋着信メール一覧）の二つの部分から構成される。ふだんはコンパクトなステータス表示エリアのみを表示させ、メールチェック完了後に、アカウントリスト/メールリストを加えたメイン画面全体を表示させる、という使い方が基本だ。

メールチェックは、任意の時点でボタンクリックのみで行えるほか、スケジュール機能を使った一定間隔おきの自動チェック、「Eye」起動時のチェック、ダイヤルアップ接続完了後のチェックを指定できる（ダイヤルアップ接続されていない場合は、「Eye」に自動接続させる機能もある）。メールチェックが完了すると、メールボックス情報表示エリアに件名と着信時間、送信者名を表示。登録済みアカウントすべてに対する着信メールを一覧表示することも、指定アカウントのみのメールを表示することも可能だ。新着メールがあった場合はアイコンが点滅して知らせてくれるほか、指定したメーラを自動起動させる機能もある。

常時接続環境が身近になったとはいえ、急を要しないメールを受信するために、作業中にリソースを消費するメーラを立ち上げっぱなしというのもいただけない。「Eye」ならさっと起動できるので、必要なときだけメーラを呼び出して受信すればよい。操作性もよく、表示も見やすい。なにより複数のアカウントをまとめて一画面で確認できるのがうれしい。

また、ほかのマシンからの遠隔操作を行いたいなら、同作者の「LightLine 2」とあわせて使ってみよう。設定もパスワード程度で簡単に扱えるのが特徴だ。