KaIは、ブロックの移動方法に大きな特徴がある。パネルをスライドして絵や文字を並べる15パズルのように、フィールド内のキャラを上下左右に動かすと、キャラのいた位置（隙間）にブロックが移動する。ブロックをうまく動かし、同種のブロックで4個以上の「つながり」を作れば、そのブロックが消えるという仕組みだ。一定時間ごとに下からブロックがせり上がり、両端以外のブロックがフィールドの最上段に届いたらゲームオーバー（対戦では負け）となる。

用意されたゲームモードは、5人の敵を勝ち抜く「のーまるもーど」、対戦せずにスコアアタックを行う「一人で寂しく」、2P対戦ができる「二人で楽しく」、相手キャラと強さを選択できる「小紅に挑戦」の4種類。対戦モードでは、ブロックを消した数に応じて相手フィールドにブロックを送り込むことができる。ブロックを「連鎖」して消すことができれば、より多くのブロックが相手フィールドに追加されるようになっている。自分でブロックをせり上げる機能があり、大量のブロックを連鎖で一気に消して、相手に大きなダメージを与えることができる。

登場するキャラは10人（うち、最初に選択できるキャラは2人）。それぞれ「特殊技」と呼ばれる固有の攻撃を持っている（対戦時のみ使用できる）。ブロックを消すことによって技ゲージがたまり、ゲージが赤になると特殊技を放つことができる。特殊技には自フィールドのブロックを消すものや、相手の技ゲージを減らすものなどがあり、対戦を有利に進めることが可能だ。

ブロックのデザインには、花や宝石（？）が美しいグラフィックで描かれており、背景の力の入ったイラストなど、視覚的にも楽しめる。

実際にプレイしてみると、慣れないうちは、スピード感やスリルよりも、割とじっくり頭を使うゲーム、熟練してくると、10段以上積み上げておいてテキパキ連鎖を狙うゲーム、というように2通りに楽しめる、なかなか奥が深いパズルだと思う。

初心者もそれなりに楽しめるが、連鎖を狙って作れるようになると俄然おもしろくなるはず。対戦モードの場合は、ある程度ゲームに慣れて連鎖が続けて狙えるようになれば、連鎖をバンバン作って敵陣にブロックを積み上げていくことで、エキサイティングに盛り上がるだろう。友だちを集めてワイワイがやがや対戦するのもいい。

ピコピコ・・・ピコピコ・・・「ばたんきゅぅ～」
ピコピコ・・・ピコピコ・・・「ばたんきゅぅ～」
「下手くそ（ボソリ）」
「！！！」
「こうなったら自分にもできるパズルゲームを作ってやるぅ！！」

まあ、こんなところです（実話）。

開発中に苦労した点
完成間近でのテストプレイヤーたちの意見。

「おもしろくない」
「はまれない」
「自己満足」etc...

１ヵ月は立ち直れなかった（これも実話）。

ユーザにお勧めする使い方
一人でするより二人がイイと思う。同じキーボードに手を置いて肩を寄せ合って冬の寒さをしのぐ喜び。ただし、夏は暑苦しい。

今後のバージョンアップの予定
ネット対戦に対応させようとかネットランキングを付けようとかいう意見もありますが、すべてはユーザの皆さんの反応次第です。

ユーザの皆様へ
隠しキャラも含めて全部で10人（？）のキャラクタがいますが、全員出現させたら、ぜひメールをください。