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住所録に入力をしていて郵便番号がわからなかったら、郵便番号簿を引っぱり出してめくることになる。しかし、町名で細かく分類された番号簿をいちいち見ていくのはわずらわしいものだ。パソコンの検索能力を生かしたデジタル郵便番号簿があったら、と思っていたら、ちゃんとあったのである。それが「郵便番号簿」(芝本浩一氏作)というHyperCardスタックだ。
基本はやはり住所からの検索だろう。三つ並んだラジオボタンから「住所」を選ぶと、その下に都道府県名と市町村名の二つのプルダウンメニューが出てくる。ここから探したい住所を選択すると、下のフィールドにその市町村の番号一覧が表示される。これをそのままファイルに書き出してもいいし、検索ボタンで絞り込むこともできる。新旧(5桁/7桁)の郵便番号からは住所を逆引きもできる。
同じ芝本氏作の「郵便番号一括変換」を組み合わせて使うこともできる。これは郵便番号を平成10年からの7桁に変換してくれるHyperCardスタック。用意するものは住所と郵便番号が含まれるタブまたはカンマなどで区切られたテキストファイル。ファイルと区切り文字を指定して郵便番号と住所のフィールドを選択したら「変換」ボタンを押す。あとは変換が終わるのを待つばかりだ。変換処理にはちょっと時間がかかる。これはHyperCardスタックという性格上仕方ないのかもしれない。
なお、「郵便番号簿」はフリーソフトだが、「郵便番号一括変換」は1,200円のシェアウェアである。芝本氏作の郵便番号ツールにはそのほかに「郵便番号変換ヘルパー」というHyperCardスタック(シェアウェア)もある。
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画面5-1●郵便番号簿
画面5-2●郵便番号一括変換
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この記事は '97年12月2日 に公開されたものです。
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