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Lookin' for "MY BEST" Text Editor
進化するテキストエディタ
for Windows

どんなテキストエディタを使えばよいのか
ソフトの特徴を十分に理解した上で選ぼう


今回紹介した3本は、それぞれまったく異なる方向性を持つエディタといってよい。あまり現実的ではないかもしれないが、用途に応じて3本を使い分けるといったこともできるのではないだろうか?

TeraPad は、Windows標準のメモ帳と置き換えて、オンラインソフトなどに添付されているドキュメントを読んだり、メモやちょっとした文書を手早く書くのに便利なソフトだ。なにより動作が軽快で、起動も速い。メモリやCPUパワーが不足していて、ワープロや高機能なテキストエディタを重く感じているが、メモ帳では機能が貧弱すぎて……と思っている人にはお勧めのソフトだ。

余分な機能が付いておらず、デザインや操作がシンプルでわかりやすいため、「テキストエディタを使ったことがない」という人の入門用としてもよいだろう。HTMLモードがあるので、ホームページの内容のちょっとした変更を行うのにも便利だ。

MKEditor for Windows は、複数の文章を同時に編集することが多い人に最適のソフトだ。タブ切り替えのMDI形式のエディタなので、複数の文書を編集する際もデスクトップ上に多くのウィンドウを開かなくてもよく、扱いやすい。それぞれのタブウィンドウごとにエディタオプションを設定できるので、まったく形式の違う文書を同時に複数開くことができるのも特徴だ。

エイリアス機能まで付いたプロジェクトマネージャも内蔵されており、頻繁に使用するファイルを仮想的にフォルダに分類して管理できるのも、大量の文書を扱う場合には便利だ。編集に関する機能は、今回紹介した3本のソフトの中では最も種類が豊富だ。また、グラフィカルなインタフェースに凝っており、カスタマイズ性にも優れているので、ソフトのLook&Feelを重視している人にもお勧めだ。

O's Editor は、テキストエディタというジャンルに収まらない、かなりユニークなソフトといえる。操作性は確かにテキストエディタのものなのだが、文書を編集せずに読むためだけに使ってもよいソフトだ。青空文庫形式にも対応しているので、特に青空文庫のテキストデータを読むのには便利だ。

大学ノートや原稿用紙を使っているようなフィーリングで文章を作成することもできるので、ワープロソフトや他のテキストエディタの画面にはなじめないという人には最適だろう。とりわけ「原稿用紙に縦書きでないと創作意欲がわかない」というような文筆家には強くお勧めしたいソフトだ。編集スタイルが固定しておらず、いつでも自由にカスタマイズできる上、複数のスタイルをタブクリックひとつで気軽に切り替えることができる点はうれしい。


今回は紙数の都合で3本のみの紹介となったが、ほかにも注目すべきテキストエディタはたくさんある。本当に自分の手に合ったテキストエディタを探していろいろ試してみるのも、それはそれで楽しいのものではないだろうか。




※今回紹介したソフトは ダウンロード のページからダウンロードできます。

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