「間取りPlanner」は、住宅の新築やリフォームのための間取り図を、マウス操作だけで簡単に作れるソフト。部屋や設備、建具などを好みの場所に配置してゆくだけで、住宅の平面間取り図ができあがる。

ソフトには居間や食堂、寝室、書斎といった「部屋」、床の間や階段、窓などの「建具」、トイレやキッチンなどの「住宅設備」と、住宅を構成するすべての要素がパーツとして用意されている。ユーザは、タイプや広さといった属性を指定しながら、入力画面上にパーツを配置して、間取り図を作ってゆく。

パーツは配置後でも、自由に大きさを変えたり、位置を移動したりできる。パーツの削除や再配置も可能。さらに、文字や寸法線を間取り図に描き込むこともできるようになっている。また、家具や自動車、樹木といったシンボルパーツを配置したり、「住宅編集」機能を使って床目地の種類や色を設定したりすることで、完成時のイメージをより具体的につかめるよう工夫されている。

間取り図の床面積や建築面積を表示する機能もある。面積を確認しながら作業を行うことで、建蔽率や容積率を超えないように配慮しながら、間取りを作ってゆける。

使い方、操作も非常に簡単で、はじめて使う人でも、戸惑いなく間取り図を作成できる。何度でもやり直しができ、配置後のサイズ変更や移動も可能。納得のいくまで間取りを練り込むことができるはずだ。

ただし、フリー版には画像で保存したり、印刷したりという機能がなく、このあたりはちょっとつらいかもしれない。実際に業者と打ち合わせをする場合などは、印刷機能のある製品版を使った方がよいだろう。

開発中に苦労した点
今回のバージョンアップで上位版ソフトの「新築応援」シリーズと同一のデータ形式に移行するのに苦労しました。もちろん前バージョンのデータも取り込み可能です！

ユーザにお勧めする使い方
製品版は1/100、1/50、1/30の縮尺で印刷することが可能です。実際の公図（1/100）に印刷した間取り図を切り取りして配置も具体的に決めることで、より住みやすい（日当たりなど含め）家をシミュレーションできます（間取りと建物の配置でずいぶんと住みやすさが変わってきますので、家を建てるときの重要なポイントになります）。

ファイルをDXF形式で保存しますと、JW-CADで本データの取り込みができますので、CAD図作成に利用しますと、短時間でCAD図面の作成ができます。

また、上位版ソフトの「新築応援Lite」も使ってみてください。立体表示にすることで、より一層マイホームの夢が膨らむことと思います。

使い方や間取りの作成方法がわからない方は、トップ画面にある「操作マニュアル」ボタンを押してマニュアルを読むことをお勧めします。

今後のバージョンアップ予定
ユーザの方々のご要望やご意見を聞いて、お役に立てるソフトにしたいと思います。部品数も増やしていこうと思っていますので、よろしくお願い致します。