表示する月数や表示方法などを自由にカスタマイズできるカレンダーソフト。背景色を透明に設定して、カレンダーの背面にあるウィンドウを操作することもできる。「WtCal」は、多彩な表示機能を備えるカレンダーソフト。表示月数や1ヵ月の表示方法を自由に設定可能なほか、フォントや文字色、文字間隔といった細かな部分の設定も簡単に行える。予定を登録できる「1日メモ」機能や、よく使うアプリケーションを簡単に起動できる「簡易ランチャ」機能なども備える。
デスクトップに表示するカレンダーは、1ヵ月から12ヵ月までの間で表示月数を自由に設定できる。1週間七曜単位での通常表示だけでなく、横1列での表示も可能。年表示は西暦/和暦から、月表示は数字または英語など5種類から、曜日表示も日本語または英語の5種類から選択できる。また、週はじまりの曜日を日曜日/月曜日いずれでも設定可能になっているなど、多彩な表示方法が用意されている。
フォントの種類や文字色、文字間隔などの変更は、設定画面から簡単に行える。年/月/曜日/日付のフォントと色をそれぞれ設定できるほか、週末や休日、記念日を違う色に設定したり、影を付けることが可能だ。また、背景色は標準では透明だが、透明以外の色にも設定することができる。日付や複数月の表示間隔の設定にも対応し、これらの変更を設定画面でプレビューを見ながら行える。
簡易スケジュール機能も装備している。カレンダーの日付のダブルクリックなどで表示される入力ウィンドウに、当日の予定などをメモとして書き込める。メモを登録した日はカレンダー上にマークを付けることができる。マークの形や色は、登録したメモごとに自由に設定することが可能。日付の上にマウスポインタを乗せると、その日の予定をポップアップ表示させることもできる。また、起動時に今日のメモを表示させたり、メモがある日はタスクトレイのアイコンの色を変更するようにも設定できる。なお、メモは1日単位のウィンドウのほか、1週間単位のウィンドウで表示させることも可能だ。
記念日機能では、誕生日や結婚記念日といった記念日を設定しておくと、その日付の色が変わり、ポインタを乗せると記念日の内容をポップアップ表示で確認できる。記念日は、年月日を個別に指定できるほか、毎年/毎月などの繰り返し設定にも対応する。
簡易ランチャとしての機能も搭載しており、メニューの「プログラム」へ登録するだけで簡単に設定できる。タスクトレイアイコンのクリックでランチャメニューを表示し、登録アイテムを開くことができる。
そのほか、「起動遅延」機能を利用すれば、起動時にウィンドウが表示されるまでの時間を指定し、表示を遅らせることも可能だ。