mcalc10.lzh ( Filesize: 22,418 )
〈1〉 基本的には、このマクロは整数電卓です。
〈2〉 普通の電卓は、大変に不便な一面を持っています。それは、以前に入力した
数字が次々に全部目の前から消えてしまって、結果だけしか見えないということで
す。どこかで入力ミスをやっていないかどうか、確かめるすべが全くないからです。
例えば、
1,3579 + 2,468 - 3,999 + 32,590 + 15,629 - 6,699 - 21,607 - 28,484 + 1,825 + 21,198 - 4,237 + 26,401 + 1,361 + 21,389 - 9,548 + 17,276 - 26,362 =
等という計算を、実際に電卓でやってみると実感されると思います。
でもこのマクロなら、「検算」ということは全く不必要です。必要なのは、ただ入
力した数字や記号の間違いをチェックすることだけとなります。それに、計算結果
は文書として保存して置けますから、同じ計算を二度としなくて済みます。
〈3〉もう少し凝った計算もできるようにしてあります。例えば帳簿や成
績表程度の簡単な表計算なら、1行ずつ計算するなどという面倒なことをしなくて
も、一発で必要な答がすべて出せる機能を持っています。
〈4〉 さらに、時間計算もやってしまいます。
〈5〉 ふつう電卓マクロというと、機械語を駆使して16進数が山のように埋めこ
まれた、素人には読解不可能なマクロが出てくるものですが、このマクロは本来の
マクロ言語だけで書かれており、機械語は使っていません……などと偉そうに胸を
張れることではなくて、実は、使っていないというよりも、使いたくても私には使
えないのであります。しかしっ!この私の無能力が幸い(?)して、このマクロは
機種に依存しないものとなっています。
〈6〉 しかし他方で、機械語を使わないということは、その分動作が少々遅くなる、
ということでもあります。ごく日常的な用途で必要になるような、数値が5〜6個
しか出てこないような計算なら、ほんの一瞬で済みますが、大きな表などを計算さ
せようとすると、数秒ぐらい待たされることもあります。でも、そういう使い方は
それほど頻繁にやることではないと思いますから、全般的に見れば、まあ充分に実
用の範囲内だと言っていいと思います。
ソフト名: | Macro Calculator |
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動作OS: | MS-DOS |
機種: | 汎用 |
種類: | フリーソフト |
作者: | 仲原 孝 |