mlibm202.lzh ( Filesize: 43,904 )
ムーンライト(以後MLとする)はバージョン1.00から一貫して「画面はシンプルに、
処理は高速に、サイズはコンパクトに」を目指して作っています。このためエディタは組み
込んでいませんし、BBSメニュー等のアクセサリ的な機能も持っていません。MLにない機
能はマクロ(MLではAUTプログラムといいます)や子プロセス、常駐ソフトで補ってもらうこ
とになります。そのぶん、こと通信に関しては柔軟な操作が出来るよう工夫して
あります。
ここにきてOS/2,WINDOWS NT等のマルチタスク、マルチスレッドの本格的OS
が普及の時期を迎えようとしています。これらの新OSが通信ソフトにもたらす
メリットは計り知れないものがあり(逆の見方をすれば通信ソフトほどマルチタスク、
マルチスレッド、プロセス間通信の機能を要求するものはないともいえます)、上に掲げた
ポリシーも一挙に吹き飛ばされてしまいそうなパワーを感じます。MLはバージョンアップ
で機能は上がってきましたが、やはりそれと引き換えにサイズも膨れてきています
しシングルタスクの効率の悪さも所々に出ています。
ソフトを作る側だけでなく使う側からみてもGUIに代表される操作の一貫性、
アプリケーション間の連携等、新OSの有効性はあきらかです。これらをふまえ
次期バージョンアップでは土俵をDOSからこれら新OSに移行したいと考えています
今バージョン2.00では「割り込み」という新しい仕組みを提供します。これにより
AUTプログラム同士の連携、非同期の実行、手書き実行等、更に柔軟になっています。
柔軟という言葉を多用してしまいましたが、柔軟を裏返せば「ふにゃふにゃして
摘みどころがない」という解釈にもなりかねなく、MLでも「割り込み」が通信
環境にどの程度有効か、となると私自信確固たる自信を持っていないことを白状
します。と言いながらも、「割り込み」がAUT作者に何らかのインスピレーションを与える
ことが出来、既存のマクロと一線を画す新たなAUTが生まれるのではないかと密かな
期待を抱いているのも事実です。
「割り込み」の他にも旧バージョンで積み残していた機能の追加、ユーザーの皆さん
からの新たな要望の組み込み、そして(一番大事な)旧バージョンのバグ修正を行っ
ております。また今回、IBM版、98版、FMR版それぞれの機種依存部分の大幅な書
き換えを行いました。
ソフト名: | ムーンライト for IBM-PC |
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動作OS: | MS-DOS |
機種: | IBM-PC |
種類: | フリーソフト |
作者: | 吉岡 勝也 |