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このゲームは、アナトール・ラパポート博士の著作「戦略と良心」の中
に記述されている、「繰り返し型囚人のジレンマ」を翻案したものです。
このゲームは以下の効用を持っています。
1.Cビギナーのためのプログラミング演習
特に以下の各項
・ポインタ渡し
・if文、switch文による分岐
・ライブラリ化
etc...
2.囚人のジレンマのプログラムシミュレーション
囚人のジレンマとは
「2人の強盗犯人が捕まりました。証拠が固まらないので、自白により
有罪に持ち込むことになりました。犯人達はそれぞれ別の独房に収監さ
れて、次のように司法取引を持ちかけられました。
『君達がやったってことは分かっているんだ。しかしこのまま
2人が黙秘しているなら、さ来週には釈放せざるを得ないだろ
う。しかし、もし君の相棒が今のうちに犯行を自供してくれた
ら、君は15年の懲役になっちまう。そして君の相棒は司法取
引に応じたとして、即日に無罪放免されることになる。考えて
みろよ。先に自白した方が得だぞ、この話は君の相棒も聞いて
いるからな。もし2人とも自白したなら、懲役は6年ぐらいだ
ろう。』
この条件を整理してみます。
・2人とも黙秘 2人とも、2週間後に釈放
・相棒が自白 15年の懲役
・自分が自白 即釈放
・2人とも自白 2人とも、6年間の懲役
さて、犯人としてはどのように振る舞うことが最も賢いか?」
と、いうものです。このゲームではこの条件を複数回繰り返し適用して、
シミュレートしています。
3.生態系における共生のシミュレーション
協調型の生き残り戦略が、弱肉強食の世界で生き残る為に有効かどうか
についてのシミュレーションに使えます。ミシガン大学で以前同様の研究
が行われたそうです。(セクション7 参考文献を参照)
ソフト名: | TRADE |
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動作OS: | 汎用 |
機種: | 汎用 |
種類: | フリーソフト |
作者: | BOURBON |