kitath11.jpg ( Filesize: 43,904 )
アゲハほどの器量好しではないが、輪郭の複雑な前後の翅をパッ
と広げた姿はなかなか可愛いものです。彼だか彼女だかは定かでは
ないが、その名は「キタテハ」、大学の先生が名付けた学名は
Polygonia c-aureum LINNAEUS
とか・・・ ↑ の単語はギリシャ語の「多角形の。多産の」といっ
た意味である由。
特徴は前翅内縁が湾曲しており、後翅とも外縁の凹凸が顕著。
外縁が図鑑の輪郭図の「テングチョウ」と似ているので調べたが、
色模様が全く異なり、図鑑の写真頁を初めから確認を続けてヤッと
見つけたのが「キタテハ」。
5月に羽化する夏型と9月以降に姿を見せる秋型とがあり、夏型
は翅の地色が淡く、秋型は赤銅色が強い由。この写真のものは色が
余り濃いいとは思えないが、見つけた時期からいえば秋型・・・
それで画像データでは多少色を濃い目に調節したが、邪道だったで
しょうか・・・ (へ_へ)
この蝶が留まっている花は秋の七草の一つ「フジバカマ(藤袴)」
Eupatorium fortunei キク科/フジバカマ属
この花の名前は文学作品の中でしばしばお目に懸かるが、実際に
目にしたのは小花の写真を写すようになってから・・・ ちなみに
会社の女の子達に聞いてみたが、名前、花の姿とも知る人のなく・・
「山渓ポケット図鑑3 秋の花」によれば・・・・
本州の関東地方以西、四国、九州の川の土手などに生える多年草。
奈良時代に中国から観賞用として日本に入ってきたものが野生化
した・・・ 花期は8〜9月。茎の先に淡紅紫色の頭花が多数つく。
頭花は5個の筒状花・・・・
写真の中のキタテハ君はフジバカマがお気に入りで、何度も飛来
して来る。個人的(?)にか、種として好むのか・・・・ それで
初めに見つけたときは慌ててカメラを持ち出して、手持ちで何度か
シャッターを切り、そのうちに三脚も据えて気長に姿全体を見せて
くれるのを待ちました。蝶には落ち着いて吸蜜に没頭する性格のと、
ひらひらするばかりでカメラに収まってくれないのとか、色々とお
ります。単にハラがへっているのとそうでないのとの違いかも知れ
ないが・・・(へ_へ)
ソフト名: | JPG>庭の賓客#11 キタテハ |
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動作OS: | 汎用 |
機種: | 汎用 |
種類: | フリーソフト |
作者: | 有海煽窓 |