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(PickUp)

MacOS 8の新機能
コンテクストメニューをフル活用しよう!

コンテクストメニューとは何か?
OS8で採用された新機能の仕組み

いったそばから、いきなり口をぬぐって話はWindowsへと飛ぶ。「んなもなぁ聞きたくもねぇ!」という向きもおられようが、そこはひとつ、話の種ということでしばしお付き合いいただきたい。どーしてもいやというのなら次の項へ飛んでいただいても構わないが。

さて、PC系のマシンのほとんどは2ボタンマウスを使っている。Win3.1時代までは、先達であるMacに習ったのか左ボタンだけを使うことがほとんどで、シングルクリック、ダブルクリックといった動作もそっくり「いただき」という状態だった。

ところが、せっかくある右ボタンを使わないのはもったいないということで、一部のオンラインソフトなどでは積極的に右ボタンに機能を割り当てていた。そしてWin95になると、これがOS自体の機能として取り入れられることになった。

この右ボタンの働きとは、ポップアップメニューの表示である。右ボタンをクリックすると、マウスポインタのある場所でメニューがポップアップするので、前もっていちいちメニューバーのところまでポインタを動かしておかなくていい。しかも、ポインタの位置に応じてメニューの内容が自動的に変化する、という便利なものだ。たとえば、デスクトップ上にポインタがあればアイコンの整理、ファイルアイコンを選択しているときはファイルの削除やコピー、テキストを選択していれば切り取りやコピーというように、ポインタが指示あるいは選択しているものに応じてメニューの内容が変化するのである。

この機能は、本来のメニューを操作しなくてもいいというところがコマンドショートカットに似ていることから「ショートカットメニュー」と呼ばれるが、もうひとつの呼び方がある。それが"Context-Sensitive Menu"。直訳すると「状況に敏感なメニュー」である。「コンテクストセンシティブ・メニュー」と全部カタカナにするのはいかにも長い、ということかどうかは知らないが、これを「コンテクストメニュー」と呼ぶようになったようである。


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