マウスの微妙な操作で髑髏をゴールまで導け!!
髑髏
Version 1.00
スクロールしていくステージの中をマウス操作で髑髏を操り、ゴールまで運ぶのが目的のアクションゲーム。そのコンセプト、システムはともにシンプルかつ明瞭。操作に迷うことは絶対にないといってもよい。
ステージは全部で10用意されており(レジストするまでは1面のみプレイ可能)、それぞれ横スクロールだったり縦スクロールだったりと、さまざまな工夫があって楽しめる。各ステージにはトラップが仕掛けられており、髑髏の天界(ゴール)行きを骸骨やギミックが阻んでくる。タイミングをうまく取り、精密な動作で髑髏を動かさないとステージクリアは難しい。 “Simple is Best”ではないが、単純だからこそ誰にでも楽しめるソフトになっている。
ゲーム画面はHigh Color以上が必須環境となっているだけあって、細かな点までいい雰囲気が出ている。画面内に緑があったりして、地獄というよりホラー映画の洋館のような感じだが、ピッタリきている。
とりあえず、プレイ前にマウスを動かす場所の確保とマウスの掃除は必要不可欠。何しろ微妙な動きが的確に伝わらないとクリアは難しいし、狭いところでせこせこと動かしていても、気になってこれまたクリアが難しいだろうからだ。機敏に動くマウスとそれを縦横無尽に動かすだけの十分なスペース。この二つを「推奨環境」に入れるべきだろう。その意味では、ポインティングデバイスなどが使用できる環境(ノートやサブノート)の方がよりプレイを楽しめるかもしれない。
ゲームは最初のステージから意地の悪いトラップがあり、難易度は高め。そもそも道幅が髑髏のサイズとさほど変わらないため、ちょっとのミスでアウトとなる。またステージが自動スクロールしていくので、時間をかけるわけにもいかない。かなりシビアだ。
マウス以外のデバイス(キーボードやジョイスティック)での操作が可能になれば、ゲームトしての完成度はさらに高まるだろう。
(芹澤 亮)
ソフト作者からひとこと
魔界でさ迷える魂を、汝の手により繊細かつ大胆に操り、魔界の魔力から脱出させ天界に導き給え。されど魔力に触れれば死神が魂を地獄に落とすだろう。汝に神の御加護がありますように。
以前に娘と、テレビで放映している電撃イライラ棒を見ていたときに、こんなゲームがあれば遊んでみたいと話していたのを、きっかけに作りはじめ、だいぶ違う雰囲気に、また思いっきり恐い感じにしてみました。単に横スクロールではなく、上下も付加したスクロールで超難しくしてあります。
どうしても最後までできない方に素敵なプレゼント。オープニング終了後の初期画面において、無敵モードのデバッグコマンドが入力できますよ、探してみてください!
(西坂 慎禮)
※ この記事は、'98年11月19日に公開されました。
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