「Alcohol 52% Free Edition」は、CD/DVDなどのリムーバブルメディアをより快適に利用できるようにするためのイメージ作成＋ドライブ仮想化ソフト。イメージファイルをドライブとしてマウントすることにより、CD/DVDドライブが1基しかないパソコンでも、複数のドライブを搭載しているかのようにメディアを使い分けることが可能になる。イメージファイルの作成にはウィザードが用意され、はじめてでも簡単に操作できる。

イメージファイルを利用するには、

• 「イメージ作成ウィザード」を使用して、新たなイメージファイルを作成する
• 「イメージ検索」機能を使用して、既存のイメージファイルを読み込む

初期状態で設定されている仮想ドライブ数は1。（初期状態のままで利用する場合は）イメージファイルを使い分けるには、そのつどマウントする必要がある。すでにイメージファイルがマウントされている場合は、別のイメージをマウントすると、前にマウントされていたものが自動的に解除される。設定できる仮想ドライブ数は最大で6。よく使うメディアを仮想ドライブ化しておけば、入れ替え作業は不要になる。

各仮想ドライブには、異なるドライブレターを割り当てることが可能。ホットキーを設定しておけば、キー操作でドライブをマウントすることができる。イメージファイルは一覧形式だけでなく、フォルダによる分類も可能。メディアの種類や内容に応じて整理することができる。

イメージファイルを作成するには、物理ドライブにメディアをセットし、「イメージ作成ウィザード」を起動すればよい。ウィザード画面には「ディスク情報」「読み込みオプション」の各タブが用意され、「ディスク情報」では、セッションやトラック、容量といったメディア情報の確認を、また「読み込みオプション」では、作成するイメージファイルの名前や保存先のパス、イメージファイルの形式などの指定を行える。イメージファイルの形式はメディア記述イメージ（*.mds）、CloneCD（CCD）、CDRWIN（*.cue）、標準ISOイメージ（*.ISO）などに対応する（メディアの種類によって、選択できる形式が異なる）。

オプションでは、CD/DVDの種類に応じて、読み込み速度やエラーのスキップなどをカスタマイズしたプロファイルを作成することが可能。そのほか、

• 仮想ドライブの詳細な情報を確認できる「CD/DVDマネージャ」
• 仮想ドライブの共有設定機能