「ぱおまるとあんぜんかくにん（ダウンロード版）」は、子どもたちに「こんなときにはどうする？」という問題を文字と音声で出題しながら、防犯や安全について学ばせることができるソフト。コースをクリアすると、動物のキャラクタをゲットでき、キャラと遊ぶことができる。

用意された問題はシチュエーション別に、

• おともだちの うちへ いく
• こうえんへ あそびに いく
• おるすばんを する

問題は三択形式。「知らないお兄さんに『あそぼう』と言われたら」といった状況での正しい対応などを、三つの選択肢から選んでゆく。問題はイラストとひらがなで出題され、子どもにもわかりやすい。解答後には、正解とともに「なぜそれがよいのか」「どうすればよいのか」がくわしく解説される。（問題に答えてゆく）子どもに向けたものだけでなく、保護者向けの解説や指導のヒントも用意されている。

防犯や安全に関する考え方も時代によって変化しているようで、正しい対処法もそれにともなって変わるはず。親の世代が教えられてきたことと、現在の考え方に差があるものもある。保護者向けの解説も用意されているので、子どもだけでなく、親も一緒にやってみるべきだろう。

問題数はさほど多いわけではなく、各コースとも2回しかできない。遊びとしてはあまり時間がかからないというか、長持ちしないかもしれないが、このソフトをきっかけにして、親と子どもが安全について考えることが最も大切なことだ。

開発中に苦労した点
本ソフトの制作にあたり、保護者の皆様との数回にわたる意見交換会や、関係者および有識者の皆様への試作品デモンストレーションを実施いたしました。その中で皆様から最も多く頂戴したご意見は、本ソフトの正答に対して「そこまで警戒しなくてもよいのでは」というものでした。この意見は私たち制作者側も同じであり、「児童にはあまり細かいことを考えさせることなく、もっと伸び伸びと遊ばせてあげたい」という想いを常に抱きながら、本ソフトを制作いたしました。

しかし、本ソフトが想定している対象年齢層の児童には、状況に応じた的確な判断力が養われておらず、まずは「よいか、悪いか」の単純明快な判断の基礎を教えることが先決と考え、警戒の必要性をある程度強調した内容としました。したがいまして、保護者様のお考えによっては、行き過ぎた内容と感じられる解答例があるかもしれません。その際には、保護者様のお考えを適宜ご教示していただきますようお願い申し上げます。

ユーザにお勧めする使い方
私たちは「ご家族のコミュニケーション、ご近所・地域とのふれあい」が、お子様を守るための最善の防犯対策であると考えております。したがいまして本ソフトを、防犯を題材にした「家族のコミュニケーションツール」としてご理解いただき、親子で一緒にご利用いただきながら、万一に備え、各ご家庭に合ったルール等をこの機会に再確認していただければと思っております。

また、本ソフトの解答画面には、保護者様向けのメッセージとして補足説明を記載しております。本ソフトをご使用の際は、保護者様もぜひ一度お目通しいただき、各ご家庭の条件に合うよう、適宜ご説明いただければ幸いです。

その他
本ソフトには、学校教材用で、ディスカッションの題材としての利用を目的とした【教材用】や、児童のパソコンでの利用を目的とした【教材用個人版】もございます（有償）。お気軽にお問い合せください。

知育・学習ソフト1・2チャレンジ：http://www.b-web.co.jp/12c/