ファイル単位でメモ(テキスト)を作成・管理できるソフト。メモの暗号化機能をはじめ、多数の便利な機能を備える。「CatMemoNote」は、猫をあしらったシンプルな画面デザインが印象的なメモ作成・管理ソフト。エディタで作成したメモを「メモ一覧」で管理できる。メモは自動保存される。ログイン情報などの重要な情報も安全に管理できる暗号化機能のほか、日付・時刻などの挿入、クリップボードからのテキスト取り込み、外部ツールの起動(ランチャ)、ウィンドウシェード、文字列検索など、多彩な機能を搭載する。エディタ部には、nakkaさん作のエディットコントロール「nEdit」が使用されている。
メイン画面は、メモ一覧とエディタ部からなる2ペイン構成。エディタ部にはカレンダーも表示される。起動すると、メモ一覧に「新規メモ」が作成され、すぐにメモを入力できる仕組み。所定のフォルダにファイルをコピーすれば、既存のテキストファイルも読み込める。入力・編集後にそのまま終了すると、メモは同名のテキストファイルとして自動的に保存される。メモの名前は年月日、曜日、時刻などの情報を付加したものにすることが可能で、例えば「6月20日メモ」のようにできる。
メモは好きなだけ追加でき、内容や用途に応じた適切な名前を付けて管理することが可能。メモをドラッグ&ドロップして表示順序を変更したり、5種類の中から好きな色のアイコンに変更したりすることもできる。
入力を支援する機能として、日時や罫線、署名を挿入する機能や、クリップボードのテキストをメモに取り込む機能、指定行への移動機能、検索機能などを備えている。また、エディタ部のフォントやTab幅、行間なども指定できる。キーワードを色分け表示することも可能だ。
メモを個別に暗号化することも可能。メモにパスワードを設定するとファイル内容が暗号化され、テキストエディタなどでメモを開いても文字化けしたように表示される。
ウィンドウは、シェードやスナップが可能なほか、半透明表示も指定できる。カレンダーの代わりに好きなBMP画像を表示させることも可能。「コンパクト」「フラット」「マリンブルー」など、7種類のテーマから選択して外観を変更することもできる。WAVE形式の音声ファイルを用意して所定のフォルダに保存すれば、操作時にサウンドを再生させることが可能だ。
ほとんどの操作にショートカットキーが割り当てられているが、キーアサインはユーザが自由に変更することが可能。さらに、実行ファイル(パス)や引数を設定して、ホットキーで外部ツールを起動する機能もある。
エディタ部のキャレットの横には「猫の足跡」が表示される。「CatMemoNote」を最小化すると、常駐するタスクトレイアイコンが「起きている猫」から「寝ている猫」に変化する。