バックアップ先としてBlu-rayディスクを利用できる高機能バックアップソフト。ブラウザやメーラの設定をバックアップすることも可能。「PowerX Backup Platinum」は、簡単な操作でパソコン内のデータをバックアップ/同期できるソフト。新バージョン「3」では、Blu-rayディスクへの保存に対応。さらに、バックアップ先が利用できないときのためにサブバックアップ先を指定できたり、同期とバックアップをひとつのアイテムとしてまとめることができたりと、より柔軟性の高い管理・スケジューリングが可能になった。
「PowerX Backup Platinum 3」では、バックアップデータの復元やファイルの同期などの操作の設定を「アイテム」として保存できる。アイテムはウィザードを使って簡単に作成でき、作成・複製したアイテムはあとから編集することもできる。
バックアップ元の指定は、ドライブやファイル/フォルダを選択して行う。ネットワーク上のデータも指定できるほか、特定のフォルダ/ファイルを除外するように設定することも可能。(従来バージョンからある)Outlook/Outlook Expressの格納データやレジストリキーなども保存できる。さらに、バージョン「3」では、
など、定番のブラウザやメールソフトの設定がプリセットされ、いちいちデータを探し出してターゲットに指定する手間が省ける。バックアップ先には、ローカルディスクやファイルサーバ上のフォルダのほか、CD/DVD/Blu-rayディスクなどのメディアも指定できる。FTPサーバへの書き込みも可能だ。さらに、バックアップ先には「メイン」「サブ」の二つを指定することが可能。仮にメインのバックアップ先に書き込めない場合でも、バックアップ先を自動でサブ側に切り替えてくれる。
バックアップの保存方式は「そのまま保存」「ZIP圧縮」「Blowfishで暗号化」から選べる。複数のファイルをひとつのバックアップファイルにまとめることも可能。ZIP圧縮では、圧縮率を指定できるほか、ファイル保護用パスワードも設定できる。複数ファイルを1本のZIPファイルにする場合は、自己展開型ファイルを作成できる。
同期を行うことも可能。コピー方向は「一方へのコピー」か「ミラーリング」から選択できる。ファイル名や拡張子に特定の文字列を含むものだけを対象にしたり、除外したりするマスクも設定できる。
バックアップや同期の繰り返しスケジュールは、毎日、指定曜日、毎月の指定日、カスタム(日/時/分を直接指定)から選択できる。ログオン/ログオフ時にバックアップを行うよう設定することも可能だ。Windows Vista/XP/2000ではサービスとして機能し、ユーザがログオンしていなくてもパソコンに電源が入っていれば、バックアップ/同期のスケジュールを実行できる。
そのほか、バックアップ/同期のスレッド優先順位を変更したり、実行結果のログを保存したりする機能もある。コマンドラインで実行することも可能だ。