Webページで選択したテキストや画像などを、ドラッグ&ドロップだけで送信できるユニークなメールソフト。Web上のコンテンツをメモ感覚で気軽に“クリップ”できる。「ClipMail2」は、簡単な操作でWebコンテンツ(の一部)を送信できるメールソフト。Webブラウザで選択したテキストを「ClipMail2」のウィンドウかアイコンにドロップすると、メール本文として登録される。あとは件名を入力して「送信」ボタンをクリックすればよい。指定アドレスにテキストが送信される。件名が入力されていない場合は、本文の先頭から10文字が自動的に件名として割り当てられる。
送信先はあらかじめ3ヵ所まで登録できる。一度登録してしまえば、送信のたびにいちいち指定する必要はない。そのメールに限り、登録アドレス以外の相手に送信できる「単発送信」機能も用意されている。
テキストをメール本文として送信できるだけではなく、添付ファイルを利用することも可能。例えば、Webページ上の画像をドロップすると、添付ファイルとして扱われる。リンク先画像のアンカーテキストをドロップした場合は、画像をダウンロードして添付するか、リンク先URLをテキストとして本文に挿入するかを選択できる。添付可能なファイル形式は、GIF/JPEG/PNGといった画像のほか、DOC/XLSのOfficeドキュメント、LZH/ZIPのアーカイブ、PDF/TXT/MPEGなど、多岐に渡る。
テキスト/ファイルとも、いったんドロップしたあと、さらに追加でドロップすることも可能。複数ページのテキストをまとめてひとつのメールで送信したり、複数ファイルを添付して送信したりできる。ローカルマシンに保存されたファイルを添付ファイルして送信することも可能だ。
「ClipMail2」では、あらかじめキーワードを三つまで登録し、メールの件名または送信者名(あるいは両方)に付加させらることができる。受信側であらかじめ設定をしておけば、簡単にメールを振り分けられるようになる。
他のアプリケーションウィンドウにアイコンを「ロックオン」させる機能もある。ロックオン状態にすると、対象のウィンドウが移動するのにあわせて「ClipMail2」のアイコンも移動する。Webページをスクロールさせてもアイコンの位置は保たれるため、「Webページをブラウズしながら、必要な場所だけをドラッグ&ドロップする」といったことも簡単にできる。
そのほか、「メール文面の印刷」「送信ログの表示」といった機能を備える。POP before SMTPにも対応する。